料理・食材

銀杏の茹で方と剥き方 はじめての人向け!!【かぶれに注意して下ごしらえ】

主婦が料理をする上で悩みの種になる食材って結構多いと思います。

その中でも【銀杏】ってちょっとてこずりませんか?

「とにかく臭い!」とか「かぶれるから気を付けて!」って言いながらもらうことも多いかと思います。

今回は、銀杏の剥き方や下処理、美味しい食べ方を知りたい!という人のために、初めてでも簡単にできる方法を紹介します。これを見れば、銀杏なんかもう怖くなくなりますよ♪

銀杏の茹で方の基本

銀杏、と言えばイメージは何でしょう?やっぱり、茶碗蒸しとかに入っている銀杏でしょうか。

そうすると、やはり茹でる方法を知っておきたいですよね。思っていた程難しい工程はありません。それではご紹介します。

銀杏の茹で方の手順

まず、お鍋にお湯を入れて沸騰させます。そして、銀杏の殻を割って、薄皮の状態になっている銀杏をお湯の中に放り込み、5分から10分ほど茹でます。

お湯の中でその銀杏をコロコロ転がすと薄皮が剥けるという場合もあるようですが、剥けない時もあります。銀杏の薄皮が剥けない時は、一旦ザルに上げて水を流しながら荒熱を取りましょう。冷ましてから薄皮を剥くとアラ不思議!面白い程剥けていきますよ!

剥けた銀杏は、ご飯に混ぜれば銀杏ご飯にできますし、茶碗蒸しは蒸す前に加えておけば美味しいモッチリとした銀杏が味わえます。

今って銀杏も缶詰とかで売っていますが、やはり自分で茹でた銀杏は味や食感が全然違います。美味しさの違いが分かりますので、ぜひ頑張って茹でてみて下さい。

では、茹で方の前に皆が苦戦する、【剥き方】についてみていきましょう。

銀杏の剥き方は意外に簡単

殻つき銀杏って言うだけで、ちょっともう躊躇してしまう・・・というイメージあると思いますが、そんなに大変ではないですよ!

今は、【銀杏剥き器】がありますので、そちらで外側の硬い殻を割ります。もし銀杏剥き器なんていう専門器具はないよーって場合は、ご家庭にある【ペンチ】で銀杏の殻は十分むけますのでご主人様に聞いてみて下さいね。

その際ペンチは、挟み込む部分に丸い隙間があるものがよいです、もしない場合は100円ショップにも売っていますので、レッツゴーですね。

そのペンチの丸いくぼみに銀杏をはめ込み、軽く力を入れると銀杏の殻に割れ目がつきます。あくまで軽く、がポイントです。力を入れ過ぎると実が潰れてしまいますので、優しくお願いしますね♪

ここで割れ目が入ればあとは手で殻が剥けます。この時薄皮はついていますが、最初に出てきた茹でる工程で自然に取れてしまいますので、気にしなくても大丈夫です。

銀杏でかぶれないようにする方法とかぶれたときの対処

鉄則は、【素手で触ってはいけない!】ということです。なぜ銀杏ってかぶれるんでしょうか?

銀杏でかぶれるのはアレルギー症状

銀杏で肌荒れするのは、ギンゴール酸というアレルギー物質に反応するため、と言われています。

アレルギーですので、人がどう反応するかは様々。かぶれる人もいればいない人もいるということです。

ですが、反応してしまった人の場合、かゆみ、赤く腫れ上がる、発疹・水疱など色々な症状が出ます。皮膚科のお世話にならなければいけないほど重症してしまう場合もありますので、とにかく鉄則は「素手は禁止!」ですね。

銀杏にかぶれてしまったら洗い流すのが基本

直接さわらないように予防したとしてもかぶれてしまった、ということもあるかと思います。その場合の対処方法を紹介します。

まず、とにかく最初は【かぶれた部分を水で洗って落とす】です。先程も述べたように、かぶれの原因はギンゴール酸です。ギンゴール酸が付着している可能性がある部分すべて、石鹸でしっかり何度も洗い流しましょう。

この工程でかなり変わってくると言っても過言ではありません。ただし、人によって反応が異なることも触れましたが、数時間から数日かかって出てくる場合もあるそうなので、様子を見るために銀杏は口にしない方がよいですね。

その後、急いで皮膚科へ行きましょう。もしお休みの日などで皮膚科が開いていない場合は、家に【ステロイド軟膏】か【抗ヒスタミン薬】があれば応急処置的に塗っておいても大丈夫です。ただし、もう塗ったから大丈夫という訳ではなく、あくまで応急処置ですのでその後皮膚科に必ずかかって下さい。

銀杏を触った手で目が腫れることも

ちなみに、銀杏を触った手で他の身体の部分を触ると、大体そこも同じようにかぶれてしまいます。銀杏を触った後に目が膨らんで腫れ上がってしまった場合、目を触っている可能性も多いですね。

ですので、銀杏を触った場合は、万が一に備えて石鹸を使って何度も何度も落としておくことが大切です。ビニール手袋などをしていたとしても、どこで付着しているか分かりませんので、念には念を入れて洗い流しておく方が無難です。

銀杏は食べ過ぎに注意

プチ情報です。銀杏って、たくさん食べるとよくないって言われていますよね。なぜだかご存知でしょうか?

銀杏には毒素があって、中毒性があるからなんです。ちなみに、大人でも解毒作用が上手に体内で機能しない場合、中毒症状が出てしまいます。主な症状は、嘔吐、痙攣、顔面蒼白、呼吸困難、めまい、意識混濁、便秘、発熱などなど・・・結構怖いですね。

詳しくは、「銀杏って何個まで??糖質や物忘れとの気になる関係について」という記事で詳しくまとめました。

どんなに美味しくても、大人で1日10粒程、子どもさんは4、5粒くらいにとどめておいた方がよいです、気を付けましょう!

まとめ:銀杏の下ごしらえについて

いかがだったでしょうか?銀杏はちょっとハードルが高いかなあと思っていた主婦の皆さんでも、案外下処理などは難しくないことが分かったと思います。トライしてみて下さい。

どちらかと言うと、食べ過ぎに注意という感じの銀杏ですので、美味しさ余って過剰摂取しないよう警戒して頑張ってみて下さいね!