炊飯器に入れて保温したご飯がちょっと色が変わってる…
そんなことありますね。
なぜ黄ばんでいるのか、その原因は?
食べても大丈夫なの?
そんな疑問に、こどもでも分かるように解説します。
変色を防ぐためのちょいテクも教えますね!
ご飯は変色しても食べられる!?
変色する原因は次にあげますが、腐っているなら食べられません。
バチルス菌がたくさん発生すると腐って黄色くなります。
もし変な臭いがしたら、それは腐っている可能性が高いので食べないように!!
腐っていないのなら、黄色く変色しても食べることはできます。
メーカーによると保温して12時間から1日保存できるようです。
ただ、お米屋さんでは5時間が限度との話もあります。
食べられるのですが、そのまま食べても美味しくはないです。
変色したご飯を美味しく食べるには
変色してしまったごはんを美味しく食べるには、やはり火を入れるのが一番。
チャーハン、雑炊、にんにくライス、ご飯を入れてのお好み焼きなど。
それから、炊飯器の保温って電気代がかかるんです。
5~6時間の保温と1回分のご飯を炊くのと同じ電気代です。
節約も考えると、長い時間保温して変色したものを食べるのはどうなのかな?
特に夏場は避けた方が良いでしょう。
ご飯の黄ばみの原因とは??
ごはんが黄色く変色する原因は4つです。
・腐敗
・化学反応
・精米不足
・古い米
腐敗については前に書きましたね。
この腐敗ですが、化学反応が原因になります。
メイラード反応という化学反応が起きます。
メイラード反応は高温になるほど起こります。
玉ねぎを炒めると、白いものが黄色、褐色と変化しますね。
これもメイラード反応です。
硬度が高い水で米を炊くと変色しやすい
長い時間高温が続く炊飯器は、保温しているとメイラード反応が起こりやすくなります。
また、硬度の高いミネラルウォーターで炊飯するとメイラード反応が起きやすくなります。
アルカリイオン水で炊飯した場合も変色します。
ご飯を炊くときは使う水に注意しなければいけません。
精米が不十分、またお米が古いものだと、ご飯が変色します。
お米は長い時間空気にさらされると酸化して色が変わります。
さらに、お米自体が黄色く変色していたら、それはカビです。
絶対に使わないようにしましょう。
ご飯の変色を防ぐには??
変色したご飯は元には戻りません。
予防するにはどうしたらいいのかを解説します。
炊く前にできる変色対策
お米を炊く前に気をつけるポイントは、精米、保存、炊飯器の掃除。
炊く水、ご飯の保存状態をチェックです。
自家精米の人は設定をもう一度確認しましょう。
白くなるように精米を十分します。
お米の保存状態が悪いと、変色します。
直射日光が当たらず、湿気の少ない涼しい場所でお米を保存してください。
炊飯器を掃除することも大切です。
ふたの内側も忘れずにしましょう。
ご飯を炊く水は前にもあげたように、軟水のミネラルウォーターか、水道水にしましょう。
お米が炊けた後の変色対策
炊飯器で長い時間保存するとメイラード反応が起きます。
中央に出来るだけご飯を寄せて、丸い状態にすると変色を遅らせることができます。
炊きあがったらすぐに食べること。
残ったご飯は炊飯器から出して、別容器で保存しましょう。
昔の「おひつ」はある意味、賢い選択だったのかもしれませんね。
10℃以下の環境ならかなりメイラード反応を防止できるようです。
冷蔵庫か冷凍庫で保存して、レンチンすることをおすすめします。
お米の黄ばみを防ぐちょいテクを紹介!
お米の黄ばみを防ぐには備長炭を入れること!
黄ばみ防止、臭い防止になります。
炭の中に含まれるカルシウムがご飯に溶けだし、カルシウムを補えます。
黄色くなるスピードも遅くなるんです。
分量は水1リットルに、100gの備長炭を入れましょう。
まとめ
炊きたてのご飯は真っ白でつやつやふっくらですよね。
ご飯のシンプルな美味しさはやはり日本人なら知っている!
できるだけ、そのまま美味しく食べられるようにしたいものです。
黄ばみは保温時間が一番の理由。
保温は最低限の時間にしておきましょう。