食品とカビは切っても切り離せない関係ですよね。
今この記事を読んでいるあなたは、こんな状況ではないでしょうか?
2,3日ほど前に買ったパンを食べようと袋から取り出したところ、白い粉が付着していることを発見!
げげげ、私としたことがカビを生やしてしまった?
でも、カビってもっと黒っぽくなかったかな?
そこだけ切り落として食べても平気かなあ?
パンに付いている白い粉にショックを受けつつも、本当にカビなのかどうか確認したいですよね。
実は、カビかどうかを見分ける方法は簡単です!
カビだと諦めて捨ててしまう前に、本文で紹介する「パンのカビの見分け方」をチェックしてみましょう。
パンの白い粉とカビの見分け方
結論から言います。
パンに付いているのが「白い」粉であれば、カビの可能性は低いです。
パンに着いた白い粉であれば、成形する時にパン生地に振る打ち粉でして、大抵その正体は、【強力粉】なんです。
カビはふつう、色が着いていて(青や緑)、着いてからあっという間に中にも広がるもの。
雑菌ですから繁殖力が半端ないんです。
パンのカビは、青カビや緑カビが一般的でして、白カビは珍しいケースです。
なので、パンの白い粉は、カビではないと考えるのが妥当ですね。
ちょっと安心しました??
触ったらポロポロとする感じなら強力粉ですね。
さらに、スーパーなどに売ってるメーカー製の添加物入りのパンなら、通常1週間程はカビないようになっています。
添加物タップリというのも問題ではありますが、カビにくいという点では優秀です。
でも、中には危険なものもあるのでそれは次に書き出しますね。
梅雨の時期のカビは、要注意!!
梅雨の時期は、パンのカビに注意が必要です。
梅雨の時期はやはり湿っていてジメジメしていますので、カビの繁殖にはもってこいの季節。
当然、パンなどにはすぐに付着し、どんどん広がります。
しかも梅雨の季節につくカビには、青・緑カビだけでなく、白カビが生えることもあります。
白カビは、【コウジカビ】という種類があり、文字通りお味噌や醤油などに着きます。
しかもこれは危ないものもあって、強力な毒素アフラトキシンを出しているのです。
なので、梅雨の時期についたパンのカビには注意が必要です。
白カビは色的に見えにくいという難点もあります。
梅雨の時期に、カビかも?と疑問を持ったときは食べないほうがいいですね。
パンのカビは取り除くと食べられる!?
カビがついたパンは、食べないほうがいいです。取り除いてもダメ。
理由は、目に見えない菌が増殖しているからです。
肉眼では見えない「菌糸」というのがいて、これが中まで進んでいっているかもしれないのです。
やっぱり、食べ物って大事にしたいですよね。
たとえカビが生えても、全部捨てるの勿体ないですしね。
一部分だけカビが着いてしまったパンなら、そこだけ切り取って食べても平気じゃないか。
とか、
カビだけ切り取って、よく焼けば食べれそう。
とか、考えてしまう気持ち分かります。
昔なんて、「ちょっとやそっとのモノ簡単に捨てるな!」「食べ物を粗末にするな!」って厳しかったので、下に落とした食べ物なんかもふーって払ってハイ、食べなさいでしたよね(笑)。
それがいいか悪いかは別として、カビの場合そうはいかないということです。
よく焼けばいいやという考えもNGで、カビが持っている毒は熱に強いんです。
加熱したとしても毒性は残る可能性があります。
さすが悪役だけあって、生き残るのにしぶといようですね。
ですので、カビが付いたパンは食べてはダメ!捨ててしまいましょう。
パンのカビを食べてしまったら
こうやって見てきた以上、今後パンだけに限らずですけども、カビが少しでも着いたものは、残念ながら処分すべきだと理解いただけたことでしょう。
ですが、もし万が一口にしてしまったらどうなるんでしょうか・・・
肌にブツブツなどのアレルギー反応が出なければほとんどの場合は大丈夫と言われています。
ですが、中には発ガン性があるものもありますので、ずーっと後で出て来る場合もあり得ます。
他にも、肝機能や腎機能などに障害が起こる可能性があるとも言われています。
では、気付かずにパンのカビを食べてしまって、
数日後に若干咳き込んだり、それが長いこと続いたりしてしまったら、どうしましょうか。
すぐ、呼吸科の診察を受けましょう。
なければまずは内科でも大丈夫です。
何でも気になったら病院で相談した方が早いです。
病院でもまずは整腸剤を貰ったり、抗生剤を処方されるくらいにとどまるかもしれませんが、それでも気分的に違いますよね。
その後も酷くなるようであれば、他の診察もしてもらえますしね。
パンのカビについてまとめ
単なるパンのカビ・・・なんて思ってはいけないことを学んでいただけたかと思います。
しっかり保存方法を守って、カビを生やさせないようにするのが大事ですね。
今回はパンのカビについて紹介しましたが、まだまだ身の回りにはカビが潜んでいます。
カビって身近なところでいろいろと悩ませてくれますね(; ・`д・´)