フリーサイトキャンプ場でのテント設営は、しっかり配置や順番を考えてやらないと痛い目にあいます。
特にキャンプ初心者の方は、テントを組み立てるだけでも一苦労。テントの設営にばかり気を取られがちです。
でも、タープを含めたキャンプグッズの設営までしっかり考えてやらないと、せっかくのキャンプで不便なことがいっぱいになってしまいます。
ここでは、初心者でも失敗しない、キャンプ設営の順番とコツについて伝授します。
キャンプでのテントとタープの配置について
キャンプでの設営で失敗しがちなポイントがテントとタープの配置です。
サイト設営では、ついつい範囲内でできるだけ広く使いたくなってしまいます。しかし、それですと移動に手間取り、無駄な体力を消費してしまいますし、必要なものがすぐ近くにないとストレスになります。
そこで重要なのが、サイト内でのテントとタープの配置になります。
フリーサイト内では、タープが「リビング」、テントが「寝室」の役目を果たします。
キャンプでは、この「リビング」と「寝室」をコンパクトにまとめることで、快適な居住空間となります。
つまり、テントとタープは連結することが基本となります。また、人の動線がシンプルになるように、テントの出入り口側がタープとなるように配置しましょう。
キャンプでの設営の順番
キャンプでの設営の順番のおススメを紹介します。基本的には「タープ」→「テント」→「テーブル・チェア」→「キッチン」の順番で設営するとよいです。
この順番にする理由について説明していきます。
【1.タープの設営】
タープはサイト内の「屋根」の役割を担います。テントよりも簡単に設営できますので、真っ先に設置しておくことで、急な悪天候でも荷物が雨に濡れずに済みます。
また、日差しが強いときに避暑スペースにもなりますので、この後のテント設営の間の休憩や小さなこどもの遊び場にもなります。
【2.テントの設営】
タープの次に設営するのがテントです。タープとテントができてしまえば、最低限の居住空間ができあがりますよね。
雨天時にもテントとタープ間を濡れずに行き来できるように、間を開けずに連結するようにしましょう。
【3.テーブル・チェアの設営】
テーブルや椅子はそれなりに場所を取るため、この時点で動線の妨げにならないように、配置をしてあげる必要があります。
不用意なケガを招かないように、留め具がしっかり固定されているか確認しましょう。
【4.キッチンの設営】
最後に調理台やバーベキューグリルの設置となります。
基本的には作業台とグリルが横一列になるように配置をすると調理をスムーズに進めることができます。
また、火を扱う場所となりますので、極端にテントやタープに近づきすぎていないかは要チェックです。
キャンプでの設営のコツ
ここまで、キャンプ設営の順番について紹介しましたが、実は、紹介していないサイト設営のコツがあります。
サイト設営のコツとは、はじめにサイトの整地をすることです。
これは、キャンプに慣れている人でも意外に見落としがちな作業になるのですが、整地をやるのとやらないのとでは、キャンプを居心地よく過ごせるかに関わってきます。
整地でやってもらいたいことは以下の3点になります。
・石を取り除く
・木の枝を拾う
・地面のデコボコをならす
これをしっかりやっておかないと、寝るときに背中がゴツゴツして眠りにくかったり、サイト内での移動でつまづいてしまいます。
サイトに荷物を運び入れる前に10分ぐらいでぱぱっと済ませてしまいましょうね。
まとめ
キャンプ場でのテントやタープの設営の順番や見落としやすいコツについてお伝えしました。
思い出に残るキャンプのお役にたてると幸いです。