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喪中に七五三のお参りはあり?写真撮影や年賀状の時期はどうする?

男の子・女の子の成長をお祝いする七五三。素敵な着物を着て記念撮影や神社へのお参りをさせてあげたいですよね。

では、七五三と喪中が重ねってしまったときにはどうすればよいのでしょうか?

お参りはダメ?写真はダメ?いろいろな声を聞き、混乱してしまいます。

また、七五三での撮影した写真を年賀状に使う予定だった、ということもありますよね。

喪中とは言え、子供の七五三になにもできないなんてかわいそう!七五三と喪中にまつわる疑問に迫ってみました。

  

喪中に七五三のお参りをするのはあり?

喪中に七五三のお祝いとして、神社やお寺に参拝するのは、やはり非常識なのでしょうか?

いいえ、そんなことはありません。喪中でも七五三のお参りをすることは問題ありません。

実はこれ、けっこう勘違いされているかたが多いのです。

正確には、喪中はOK、忌中はNG、となります。

喪中は知っているけど、忌中ってなに?喪中と忌中の違いは?、というところをみなさん理解していないため、勘違いが起きてしまっているんです。

【忌中】
いわゆる、四十九日の期間をさします。この期間は、身内の不幸を穢れ(けがれ)ととらえ、その穢れをお祝いごとに持ち込んではいけないとされています。

【喪中】
亡くなった方を偲ぶ(しのぶ)期間、故人への哀悼の気持ちを表わす期間になります。一般的には1年間とされています。忌中を過ぎていれば、喪中の期間に祝いごとを避ける必要はありません。

つまり、不幸があってからの49日間は七五三のお祝いは避けたほうがよいでしょう。49日を過ぎていれば、一般的には七五三のお祝いをしても構いません。

ただし、喪中に七五三はダメだ、と勘違いして覚えてしまっている方が親戚にいらっしゃる可能性があります。ですので、最終的にはご家族・親戚の方に相談してから七五三のお参りの時期を決めるのがベストです。

喪中に七五三の写真を撮るのはあり?

神社へのお参りと同様に、忌中である49日間を過ぎていれば、お参りの際に写真撮影をすることはなんら問題ありません。

せっかくのこどものお祝い事ですので、記念に残る写真を撮ってあげましょう。

では、お参り当日ではなく、前撮りをする場合に、忌中に七五三の前撮りをしてもよいのか疑問が残ります。

ここは正直なところ、正確なルールがないため、意見が分かれるところです。前撮りの写真撮影自体を”お祝い事”と捉えるかどうかによって違ってきます。

ですが、気にされる方は非常に気にしますので、49日の間は写真撮影のみであっても避けておいたほうが良いでしょう。

喪中に七五三写真を年賀状に使う予定だったときは?

喪中の期間は一般的に、年賀状を出さない慣例になっています。

七五三の写真を年賀状に使いたい気持ちも分かるのですが、やはり年賀状として使うのは避けるのがよいでしょう。

ですが、せっかくの子どもの七五三の姿を親戚や親しい人に報告したいですよね。

そんなときは「寒中見舞い」として、贈るのがおススメです。

喪中とは言え、子供の成長を喜ばない人はいません。せっかく撮った写真を無駄にせず、寒中見舞いとして送ってあげましょうね。

喪中の七五三についてのまとめ

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喪中の期間の七五三をどうすればよいのかについて紹介しました。基本的には忌中を過ぎていれば問題ありませんので、ご家族としっかり相談して、お子さんをお祝いをしてあげてくださいね。