米びつに虫が!?
これって虫を取り除けば食べられるの?
どうやって米びつに入ったのか、予防する良い方法は・・・
そんな悩みに答えます。
米に虫がいたけど、取り除けば食べれる!?
家庭の米びつに虫がわいたのはたいてい「コクゾウムシ」「ノシマダラメイガ」という虫です。
なんとなーく名前も気持ち悪いですよね。
でも虫がわいたお米もちゃんと食べられます。
よっぽどひどい場合はともかく、虫を取り除けば問題ありません!
虫が入ったまま炊く人はいないと思うので・・・。
米に虫がついていてもよく洗えばOK
ざるに入れて振り、お米をよく洗いましょう。
虫と虫に食べられているお米は浮いてきます。
いつもより多めの水で洗いだします。
食べられていないお米は水に沈みます。
そして、米びつも全部きれいに洗って乾燥させておきましょう。
虫の卵やフンが残っているかもしれません。
虫がついてしまった米を炊くときのポイント
虫がわいたお米はちょっとパサついた感じがします。
コツは水の分量。
少しだけ多くして、お米を浸す時間も長めにします。
そしてサラダ油を足すともちっとしたご飯になります。
虫がいてもお米を捨ててしまうのはもったいないので、取り除いてきれいに洗ったら美味しく炊くコツでぜひご飯にしてください。
それから、もしすこーし虫が入ったまま炊いてしまっても害はありません。
病気になるとか困ったことはありませんので大丈夫です。
米虫はどこからいつのまにやって来るのか
この米の虫、いったいどうやって入ったの?
と思いますよね。
収穫する前にすでに卵を産み付けている可能性があります。
さらに精米する途中や保管中など、虫の卵がつくことはよくあるようなのです。
これらの虫の卵は1mmにも満たない小さいもので、米粒の中にも卵を産みます。
なかなか完全に除くことは難しいんです。
蛾の一種である「ノシメマダラメイガ」は袋に入ったお米を置いておくと袋を破って侵入することもあります。
特に夏、湿気が多いと良く発生します。
お米は買ったらすぐに保管容器に入れて、湿気の多い場所は避けるようにすることも大事です。
虫がつくのは安全な証拠
でも逆に言うと、虫が付くということは無農薬、あるいは農薬がとても少ないお米です。
食べるのには安全なものなので虫も付くというわけ。
農薬を使うと虫の害は減りますが、その分お米に残る農薬の危険性は高いです。
だから少しぐらい虫がついても、無農薬のお米にこだわる人は多いです。
米の虫は唐辛子で予防できる
お米を虫から予防するための対策は3つあります。
- 密閉できる容器に米を入れる
- 冷蔵庫で保存する
- 虫よけを入れる
お米にわく虫は15度以下では繁殖が少なくなります。
お米は冷蔵庫やペットボトルで保存するとよい
冷蔵庫で密閉容器に入れる方法はおすすめです。
ペットボトルを利用する人もいます。
ペットボトルは空気に触れる部分が少ないのでお米も傷みません。
だからお米の味が変わらないです。
一人暮らしの人やお米をあまり食べない人はいいですが、家族が多いとか、必ず毎食炊くという人はちょっと無理がありますね。
米の虫除けには唐辛子がおすすめ
その時は虫よけです。
どこでも虫よけは売っていますが唐辛子でも使えますよ。
スーパーで売ってますからお手軽。
唐辛子にはカプサイシンという成分が入っています。
このカプサイシンはコメの虫が苦手な成分です。
米びつのふたの裏に唐辛子をテープではりつけると便利です。
夏なら4か月、冬は半年くらいで交換します。
ニンニクの匂いも虫は嫌うので皮付きをだしパックなどに入れてふたに付ける方法もあります。
また、お米は開封してからできるだけ早く食べるほうがいいです。
時間がたつとどうしてもお米は劣化して虫も付きやすくなります。
古米よりも新米のほうがやっぱり美味しいですよね。
冬場はひと月でも大丈夫ですが、夏は2週間ぐらいのほうが安心。
家族で食べきれる量のお米を買うようにして、できるだけ夏は涼しい場所で保管しましょう。
米についた虫についてまとめ
虫が付いたお米も食べられるとわかってひと安心。
きれいに洗ったあとは保管方法も見直してみましょう。
ちょっとした工夫でお米を守れるし、美味しく食べられますね。