アウトドアは楽しいけれど、虫に刺されるのが困ったところです。
それもいつの間にか刺されてる・・・
昔おじいちゃんが虫刺されには熱湯をかけると言われたけど、これは本当?
やけどしないでできるのかな。
虫刺されに熱湯をかけるといいってホント!?
熱湯というのは何度のつもりなのかと思うけど、沸騰しているお湯をかける人はいないでしょう。
普通に考えると50℃とかお風呂より熱いです。
かなり熱いから、低温やけどになるでしょう。
よくカイロに注意書きがありますよね。
「長時間同じところに貼ると、低温やけどになります」って。
あれと同じです。
もし何か効果があるとしても、それはやけどにもなります。
やけどのほうがずっと苦しいし痛いし、大変なので、50℃のお湯をかけるのは絶対やめましょう。
ツイッターでそんなことが出回ってたみたいですが、デマです!!
それでは、熱湯ではないけれど温めるのは良い方法なのか?
害虫防除の専門家によると、虫刺されにはまず、冷やすこと。
氷や保冷剤、水などで冷やすことでした。
温めるとは真逆。
冷たい刺激でかゆみを抑えるという方法です。
ただ、いろいろ調べてみると、虫の出す酵素は熱に弱く、温めることで成分が薄れるということも言われていました。
虫に刺されたあとに温めるときの正しいやり方
アメリカでは虫刺されの応急処置として、「温めたスプーンを押し当てる」という方法があるんです。
昔から言われているみたい。
お湯で金属製のスプーンを温め、刺された部分に数分押し当てます。
それだけでスプーンを外したらかゆくないんですって!
かゆみのもとは熱を当てることで改善されるという研究もあります。
調べてみると、確かにそんなグッズもありました。
「バイトヘルパー」です。
刺された患部を温めることでかゆみを軽減できるもの。
蚊は血を吸う前に人の体内に唾液を入れます。
麻酔の役目みたいなものです。
これによりヒスタミンが分泌されて血流が増え、かゆくなるそうです。
だからヒスタミンを抑えるとかゆみが治まります。
市販の虫刺され薬には抗ヒスタミンが入っていることが多いです。
このグッズはヒスタミンによる血流を下げるそうです。
実際に試した人はかゆみがなくなったと言っていました。
熱と振動のみで薬品は使いません。
45秒ほど押し当てるだけです。
低温やけどもしないようなので、このようなグッズを使ってみるのはいいかもしれません。
虫刺されを温めるのはあくまで応急処置。その後のケアを忘れずに。
蚊に限らずぶよやアブと言った虫に刺されることもあります。
患部を温めることも冷やすことも結局は一時的な応急処置。
そのままかゆみが治まって気にならないような軽いものはいいですが、症状が重いこともあります。
絶対にやってはいけないことがあります。
1、 飲酒
2、 走り回ったり激しく運動しない
市販の虫刺されの薬を塗っておくと安心です。
それでもなかなかかゆみが止まらず、腫れてきたり熱が出たりすることがあります。
場合によっては皮膚科を受診することも考えておきましょう。
そしてできるだけ刺されない予防法も大切です。
防虫スプレーは必需品ですね。
最近はシールタイプやブレスレットのものもあるのでいくつか用意するといいです。
肌を出さないように気をつけることも暑いですがやはり大切。
長袖や冷感タイプのロングパンツなど工夫しましょう。
汗をかいたら早めにふくことなども効果的です。
蚊は呼吸に出す二酸化炭素や体温、汗に反応します。
汗をかいていると蚊に刺されやすくなります。
虫刺されに温める効果についてまとめ
虫刺されを温める効果があるんですね。
アメリカのおばあちゃんの知恵もあるので、案外いいかもですね。
でもやけどしないように気をつけましょう。