温泉は家と違い広々とした浴場でリラックス出来ます。
最高ですよね、私も温泉が好きなのでよく行きます。
日本人とは切っても切れない関係の温泉。
しかし、温泉に出たり入ったりを繰り返していると体調が悪くなります。
それが「湯あたり」と呼ばれるものです。
今回は湯あたりの原因と対処法について解説します。
温泉で湯あたりする原因
温泉に出たり入ったりを繰り返していると体調が崩れるときがあります。
これには二つ説があります。
1.温泉成分が身体に合っていない説
温泉には種類によって含まれる成分が違います。
その成分によって湯あたりが起きるとする説です。
硫黄泉、放射能泉、酸性泉の三種類は湯あたりが起きやすいとされます。
しかし、個人差がありますので必ずしも当てはまりません。
2.好転反応説
世の中には「温泉療法」と呼ばれる治療法が存在します。
温泉に出たり入ったりを繰り返して病気を治すというものです。
温泉療法をはじめて三日ほど経つと湯あたりが発生する場合があります。
これは「好転反応」と呼ばれるそうです。
好転反応が起きると一時的に体調不良になります。
ですが、その後は病気が回復したり治癒すると言われています。
温泉療法を意識しなくとも一日に何度も入浴すると、このような反応が起きる可能性があります。
湯あたりとのぼせの症状の違いとは??
「湯あたり」と「のぼせ」の違いについて解説します。
湯あたりは…
何度も温泉に出たり入ったりを繰り返すことを原因とします。
温泉の成分が体内に浸透してきて起こる中毒症状と言われています。
「湯にあたる」と書くように温泉成分が体内に吸収され、化学物質に身体が反応するまさに中毒です。
温泉療法では「成分が効いてきているサイン」とされます。
なので悪い意味で捉えられているわけではありません。
身体がだるくなったり吐き気、下痢、腹痛などの症状が発生します。
体の芯まで温まったはずが寒気を感じる場合もあるそうです。
のぼせは…
長時間の入浴、もしくは熱い温泉に浸かると発生します。
この場合、心拍数が上昇し頭に多くの血がのぼります。
そして動悸や火照りの原因となるのです。
「のぼせる」という言葉の由来にもなっています。
この時、毛細血管が開いています。
その状態で温泉から出ると低血圧の状態になります。
そのため下半身に血液が行き渡るようになります。
急に血液が減った脳は貧血状態となり立ちくらみの原因となります。
これが「のぼせ」です。
湯あたりとのぼせを比較
湯あたりとのぼせの原因の違い
・湯あたりの原因は中毒症状
・のぼせの原因は貧血
湯あたりとのぼせの症状の違い
・湯あたりの症状は吐き気や下痢など
・のぼせの症状は立ちくらみや目眩
原因や症状から比較してもぜんぜん違うことがわかります。
温泉に入るという共通の動作から同じものと思われがちです。
しかし、実際にはメカニズムも症状も全く違うものなんです。
湯あたりで吐き気や下痢になったときの対処方法
湯あたりには休養と水分補給が大切
湯あたりで体調を崩した場合、まずは休みましょう。
温泉からゆっくりと出て身体の水分を取ります。
そして風邪をひかないようにして涼しい場所に移動します。
ゆっくり休むと改善に向かう場合があるそうです。
脱水症状になるパターンも多いです。
水分補給は欠かさないようにしましょう。
悪寒がする場合もまずは身体の火照りを取りましょう。
暖めるのは逆効果とされています。
翌日まではゆっくりと様子を見ましょう。
ゆあたりの症状が出たときは温泉は控えた方がよい?
湯あたりの症状を訴えた日は温泉に入ってはいけません。
翌日の調子が良ければ温泉に入っても構いません。
しかし、同じ症状が続くのであればやめておきましょう。
泉質があなたの身体と合っていない可能性があります。
逆に湯あたりはある程度予防できます。
心臓に遠い場所から徐々に温めると良いです。
湯あたりだけでなくのぼせの対策にもなります。
急激な温度変化を与えないようにするだけでかなり違います。
最初はかけ湯や足湯で少しずつ身体を暖めましょう。
ビタミン摂取も効果的
また、ビタミンCを摂ることでもある程度予防できます。
入浴をすると発汗するので水分補給は大切です。
その際にビタミン飲料を補給してはいかがでしょうか。
糖分が含まれていないオレンジジュースなどがおすすめです。
湯あたりの原因・症状・対策まとめ
温泉が好きな人は本当に一日に何度も浸かります。
私も温泉が好きですが湯あたりが怖く、数回で満足します。
「ここ数日、温泉に行ったけど体調がすぐれない…」
そう思われている人がおられたらこの記事を参考にしてください。
対処法や予防策を実践すればある程度湯あたりを防ぐことができます。
和歌山県には6種類の温泉をめぐることが出来るホテルもあります。
私が小さかった頃は12種類くらいあった気がしますが…
那智勝浦温泉を引いており一日中楽しめます。
日帰り入浴も受付しており、一年に一回は行きます。
たまにはゲームコーナーに行ってみても面白いですよ。
温泉は浸かりすぎずに適度に楽しみましょう!