ママがお出掛け。
そんな時に限ってかわいい我が子が発熱!
普段から育児はママに任せっきりにしていたバツなのか?
あ~どうしよう!
家にあるのは大人用の冷えピタ。
貼ろうとすると泣いて嫌がるし。
えーん
こっちが泣きたくなっちゃうよ~。
そんなパパ!!
泣いてる場合じゃないですよ。
その冷えピタちょっと待った!
冷えピタ大人用は大きいだけじゃない!!
商品名「冷えピタ」「熱さまシート」と呼ばれる冷却ジェルシート。
メーカーは違えど基本的には同じようなしくみや成分です。
液体が気体になる時、周囲から熱を吸収する現象を気化熱と呼びます。
むか〜し学校で習った記憶がありますよね。
この気化熱の原理を応用し、ジェルに含まれる水分が蒸発する時におでこの熱を吸収します。
またジェルに含まれる清涼化剤(メントール)が貼った部分に冷感を与え気持ちよくしてくれます。
大人用の冷えピタは、子供用と比べて大きいだけでなく、この清涼化剤の量が大人用と子供用で違いっているんです。
冷えピタ大人用と子供用の違いと注意点
子供用の冷えピタに比べて大人用は清涼化剤の量が多いです。
子供が大人用を使用すると刺激が強く、かゆみや痛み、または腫れやかぶれになることもあります。
また、大人用をこどもに使用すると、サイズが合わなかったり剥がれてしまうことで、
口や鼻を塞いで呼吸困難の恐れもあります。
自宅に大人用しかなく、仕方なく使うにしても、使用時は目を離さないようにしましょう。
また赤ちゃん用は一般的に無香料、無着色なので、赤ちゃんに大人用の使用は控えてください。
冷えピタを熱の子供が嫌がる時はどうすればいい?
冷えピタを貼る前に、熱について知っておくべきことがあります。
①なぜ発熱するのか?
発熱は体が病気と闘うための反応なんです。
ウイルスや細菌が体内に入ると、体はウイルスや細菌を退治しようと体温を上昇させます。
発熱も体にとっては必要な反応なのです。
もし発熱しないままでいたらどうなるでしょう?
ウイルスや細菌が繁殖してしまいますね。
だから熱を出すことも必要。
ただし高熱によって引き起こされる病気や怪我もあるので、熱を下げることも必要になってきます。
②子供が発熱したらまずなにをすればいい?
元気で水分補給ができれば、そのままで構わないそうです。
十分な水分補給ができなかったり、ぐったりしている時は体を冷やしてあげる。
この場合、意外にもおでこはほとんど効果がありません。
気安めや気持ちが良くなる程度です。
本当に効果的に冷やすならどこ?という疑問については次でお答えします。
③効果的なクーリング
太い動脈が通る場所を冷やすのが一番です。
・首筋(耳の下)
・脇の下
・足の付け根(鼠径部)
以上の箇所を氷や保冷剤等で冷やします。
汗をかきやすい箇所なので、冷えピタは剥がれやすくなってしまいます。
小まめに交換したり、軽くテーピングして剥がれないのうにするのがおススメ♫
④冷やすタイミング
発熱の初期にあるのが「悪寒」。
体温が急激に上昇するので、寒さを感じ体がブルブルと震えます。
熱が出たからと言ってこの段階で冷やしてしまうと、不快感極まりないでしょう。
手足が冷たい時は冷やさないことです。
冷やすのであれば、汗をかき始めたころからでしょう。
冷えピタを熱の子供が嫌がる時の対処
熱について知ったところで
じゃあ冷えピタは貼らないでいいの?
っていう話しになります。
基本的に、発熱に冷えピタは有効ではありません。
・冷やして気持ちよくしたい
(子供はそんなことは言わないと思いますが)
・寝苦しそう
そんな時は、冷えピタでおでこを冷やしてあげるといいと思います。
嫌がるようであれば、無理に貼ることはありません。
熱を下げたい時は、ビニル袋に入れた氷か保冷剤をタオルで包み、足の付け根や脇の下に入れて上げるのが一番です。
タイミングは汗をかき始めてから!
元気があればほっといても大丈夫ですよ。
まとめ
発熱したからとすぐに冷えピタなどに頼らず、まずはしっかりと状況・状態を把握しましょう。
正しい対応をすることが病状を悪化させないことに繋がります。
常日頃から急な発熱に備え、どう対処するか学んでおく必要がありますね。
ちなみに、脇の下冷却袋や鼠径部の冷却バンドなるものもありますよ。
ケーキについてくる保冷剤も冷蔵庫に残しておくと、いざというときに活躍しますよ!