冷蔵庫から変な臭いがする…食品を入れているだけで綺麗に使っているつもりなのに、どうして臭いが出てくるんだろうと思いますよね。ゴムパッキンなどに黒っぽい斑点が見えたら、それはカビの可能性もあります。

この記事では、冷蔵庫にカビが生える原因から、ゴムパッキンの黒い斑点の取り方、カビの生えた食品を誤って食べてしまったときの対処、臭い・カビを防ぐ予防法までまとめました。

冷蔵庫にカビが生える原因は?


カビは一般的に、温度20〜30℃・湿度60%以上・栄養分(食品カスや水分)の3条件が揃うと発生しやすいと言われています。ただし冷蔵庫内は低温でも、ドアの開閉のたびに外気が入り込み、食品から出る水分もあるため、部分的にこの条件が満たされやすい環境になっています。

特にドアのゴムパッキン、野菜室の隅、棚のフチなどは水分が溜まりやすく、黒っぽい斑点(カビ)の温床になりがちです。

・ゴムパッキンの黒い斑点は、拭くだけでは取れないことが多い(奥まで根を張っている場合がある)
・カビが生えた食品はもちろん、カビの近くにあった食品も臭い移りしている可能性がある
・カビは低温でも完全には死滅しないため、見つけたらできるだけ早く対処する

ゴムパッキンの黒い斑点の取り方

汚れの度合いによって、使う洗剤を使い分けるのがポイントです。

・軽い汚れ(薄い黒ずみ):重曹水で拭き取る
・こすると落ちる程度:アルコール除菌スプレーを使う
・パッキンの溝に根を張った頑固な黒ずみ:キッチン用の塩素系漂白剤を薄めたものを綿棒や歯ブラシに含ませ、優しくこすり洗いする

重曹水は、40℃くらいのお湯に重曹をよく混ぜてスプレーボトルに入れ、布巾に吹きかけて拭き取ります。水筒のパッキンのカビ対策でも同じように薬剤を使い分けていますが、考え方は共通しています。

漂白剤を使う際は、必ず換気をして、他の洗剤(特に酸性タイプ)とは絶対に混ぜないように注意してください。仕上げは水拭きと乾拭きをしっかり行い、洗剤成分を残さないようにしましょう。

自力で落ちない、パッキンの奥まで黒ずみが広がっている場合は、パッキン自体の交換をメーカーや業者に相談するのも一つの手です。

カビが生えた食品を食べてしまったら?

カビの種類や体質、口にした量によっては、少量でも腹痛や下痢などの症状が出ることがあります。気づかず食べてしまった場合は、しばらく体調の変化に注意しておきましょう。

腹痛・下痢・嘔吐など体調に異変を感じた場合は、自己判断で様子を見ず、早めに医療機関を受診してください。特に妊娠中の方・乳幼児・高齢者・持病のある方は、体調の変化がなくても念のため医師や薬剤師に相談しておくとより安心です。カビの近くにあった食品も、胞子が飛んで臭いや汚染が広がっている可能性があるため、あわせて確認しておきましょう。

冷蔵庫にカビを生やさないための予防法

・ドアパッキンの水分は使うたびに軽く拭き取る
・野菜はできるだけ濡らさずに保存する(水滴がカビの栄養源になる)
・詰め込みすぎず、目安として庫内の7割程度までに抑え、空気が循環するスペースを残す
・ドアを開けたら、目安として15秒以内に閉めるよう意識する
・パッキン周りは月1回程度、庫内全体は2〜3ヶ月に1回を目安に、パーツを外して丸洗いする

これらを習慣にしておくと、カビだけでなく、次に紹介する臭いの予防にもつながります。洗濯槽のカビ対策と同じく、湿気をためない・こまめに掃除するという基本は共通しています。

冷蔵庫の臭いの原因と対策

臭いの原因は、カビ以外にもいくつか考えられます。

食品から発せられる臭い

生魚・納豆・キムチ・にんにくなど、臭いの強い食品は特に注意が必要です。容器に少しでも隙間があると、冷蔵庫の中に臭いが拡散されます。残ったおかずをラップで包んだだけの状態も、臭いの原因になります。

食材のカスや汁が腐敗した臭い

こぼしたり漏れたりした汁が、奥の死角になる部分に染みついていることがあります。放置しておくと腐敗が進み、カビや強い悪臭につながることもあります。

掃除不足・冷蔵庫の故障

布巾でさっと拭くだけでは汚れは落ちきりません。不衛生な布巾を使うと、かえって菌が増えて臭いが強くなることもあります。

また、冷凍室の霜を水で流すパイプが詰まったり、水を蒸発させるコンプレッサーが故障したりすると、異臭が発生することがあります。この場合は自分で対処するのは難しいため、業者やメーカーに修理を依頼しましょう。

冷蔵庫の臭いの染み付きを防ぐちょいテク


臭いの強いものは密閉容器に入れましょう。キムチや漬物は、ガラスなどの容器を選ぶと臭いが移りにくくなります。

置き型の消臭剤も効果的です。市販でおすすめなのは、炭を使った黒い消臭剤など、はっきり色がついたもの。残量が分かりやすく、取り替え忘れを防げます。

お金をかけずに再利用する方法もあります。焦がしてしまったパンは、炭と同じように消臭剤として使えます。周りの臭いを吸い込む性質があるので、賞味期限が切れてしまったパンをそのまま入れておくだけでも効果が期待できます。ただし、パン自体にカビが生えないよう、様子を見ながら早めに交換してください。

コーヒーの出がらしも消臭剤として使えます。乾燥させて冷蔵庫内に入れておくだけなので手軽です。棚に敷いて使うシートタイプの消臭剤も、調味料などがこぼれても取り替えや拭き取りで対応できて手間がかかりません。

よくある質問

Q. 冷蔵庫の消臭剤はどこに置くのが効果的?

A. 冷気の吹き出し口をふさがない位置に置くのが基本です。庫内の空気が循環しやすい場所に置くと、消臭効果を発揮しやすくなります。

Q. パッキンを外して洗ってもいい?

A. 機種によっては取り外して洗えるものもありますが、無理に外そうとすると破損することがあります。取扱説明書を確認し、対応していない場合は装着したまま拭き掃除をしてください。

Q. 賞味期限切れのパンを消臭剤代わりに使うのは衛生的に大丈夫?

A. 短期間であれば問題になることは少ないですが、パン自体にカビが生えてしまうと逆効果です。定期的に様子を確認し、カビが生えたらすぐに交換しましょう。

Q. カビが生えたパッキンは自分で交換できる?

A. 機種によっては部品を取り寄せて自分で交換できる場合もありますが、構造によっては難しいこともあります。無理せず、メーカーや業者に相談するのが確実です。

まとめ

冷蔵庫のカビは、温度・湿度・栄養分の3条件が部分的に揃うことで発生しやすくなります。ゴムパッキンの汚れは度合いに応じて重曹水・アルコール・塩素系漂白剤を使い分け、詰め込みすぎない、こまめに掃除するといった予防を習慣にしましょう。カビの生えた食品を誤って口にしても過度に心配しすぎる必要はありませんが、体調に異変があれば医療機関に相談してください。