紫外線が厳しくなってくると、毎日大活躍の日焼け止め。でもなんとなく肌がヒリヒリと感じることがありますよね。

「日焼け止めが肌に合わなかったのかも?」敏感肌の人にはとっても気になることです。この記事では、ヒリヒリの本当の原因、肌荒れしてしまったときのケア方法、敏感肌の人に合う日焼け止めの選び方をまとめました。

日焼け止めで肌がヒリヒリする原因


日焼け止めで肌がヒリヒリするとき、原因を「紫外線吸収剤だから」と決めつけがちですが、実際にはもっと複数の要因が絡んでいることが多いです。

原因1:配合成分による刺激

紫外線吸収剤は、紫外線と化学反応を起こして熱に変えることで肌への吸収をブロックする成分です。皮膚上で化学反応が起きているため、刺激になりやすいのは事実です。ただし、最近は肌への刺激を抑えるよう設計された低刺激タイプの紫外線吸収剤も増えており、「吸収剤=必ず肌に悪い」と一概には言えなくなってきています。

また、ヒリヒリの原因は吸収剤だけとは限りません。日焼け止めに含まれるエタノール(アルコール)、防腐剤、香料、界面活性剤なども刺激の原因になり得ます。使うのをやめたら症状が落ち着いた場合は、成分表を見直してみましょう。

原因2:肌のバリア機能が弱っている

同じ日焼け止めでも、肌のコンディションによってヒリヒリするかどうかが変わることがあります。乾燥や睡眠不足、生理前後のホルモン変化などで肌のバリア機能が弱っていると、普段は平気な日焼け止めでも刺激を感じやすくなります。「今まで大丈夫だったのに急にヒリヒリする」という場合は、日焼け止め自体よりも、肌のコンディションの変化が原因のこともあります。

SPF・PAの数値と肌負担の関係

日焼け止めのSPFやPAの数値は高いほど良いと思われがちですが、数値そのものが直接肌の負担になるわけではありません。高いSPF/PAを実現するために紫外線吸収剤を多く配合する処方が多かったことから「数値が高い=負担が大きい」と言われてきましたが、近年は高SPFと低刺激を両立させた製品も増えています。数値だけで選ぶのではなく、成分表示や自分の肌質との相性を確認することが大切です。

原因3:毛穴詰まり

日焼け止めの成分は毛穴詰まりを起こすことがあります。シリコンや油分、ウォータープルーフ成分が毛穴をふさぎ、ニキビの原因になることも。また、日焼け止めを落とそうとゴシゴシこすって洗うこと自体が、肌トラブルの原因になっている場合もあります。

日焼け止めで肌荒れしてしまったときのケア方法


日焼け止めを使った後は、肌が乾燥しやすい状態になっています。まずは保湿ケアでうるおいを補いましょう。

日焼け止めは、クレンジングと洗顔でゴシゴシ強くこすらず、やさしく丁寧に落とします。ウォータープルーフタイプなど落ちにくいものを使っている場合は、専用のクレンジング剤を使うと、こすらずにきれいに落とせます。そのあと、化粧水を少しずつ重ねづけし、乳液もしっかりつけて保湿しましょう。

炎症を起こしているところは、必要に応じて薬を塗ります。かゆみがあるときは、氷や保冷剤をタオルに包んで、直接肌に当てないように冷やすと楽になります。肌が乾燥しているということは体も水分不足のサインなので、水やスポーツドリンクで水分補給も忘れずに(お茶やジュースは利尿作用や糖分が気になるため不向きです)。

一度肌荒れを起こした日焼け止めは、また同じ症状が出やすいので使うのを控えましょう。肌荒れがひどいときはメイクも控えめにするのがおすすめです。

・水ぶくれができている、じゅくじゅくしている
・数日たっても症状が改善しない、むしろ悪化している
・顔全体が広範囲に赤くなっている

上記のような症状がある場合は、セルフケアだけで様子を見ず、早めに皮膚科を受診してください。

日焼け止め、敏感肌の人が気をつけたい選び方

紫外線吸収剤が入った日焼け止めは効果が高い一方、敏感肌には刺激になりやすい面があります。もうひとつの選択肢が「紫外線散乱剤(ノンケミカル)」タイプで、肌の表面に薄い膜を作り紫外線を反射・散乱させる仕組みです。

ただし、ノンケミカルなら絶対に肌にやさしいというわけではありません。白浮きやきしみを改善するために界面活性剤やアルコールが加えられている製品もあり、かえって刺激になるケースもあります。「吸収剤か散乱剤か」の二択で決めつけず、成分表全体を確認して選ぶのがポイントです。

チェックしたいポイントをまとめました。

・無香料・無着色であること
・ノンエタノール(アルコールフリー)であること
・敏感肌用・低刺激処方と明記された製品を選ぶ
・SPF/PA値は「高ければ良い」ではなく、普段使いなら普段用、レジャーなら高数値、とシーンに合わせて使い分ける

効果が心配な場合は数値の高いものに頼るより、こまめに塗り直す方が肌への負担を抑えながら効果を維持できます。

子どもと一緒に使うときの日焼け止め選び

子育て中の家庭では、自分用だけでなく子どもの日焼け止め選びにも同じ悩みがついて回ります。子ども用日焼け止めの多くはノンケミカル処方で低刺激設計のため、一般的には大人が使っても問題ないことが多いです。ただし肌質には個人差があるので、心配な場合は少量から試してみてください。親子で同じ敏感肌用の日焼け止めを共有すれば、選ぶ手間もコストも抑えられます。

ただし、子どもの日焼け止めは石けんで簡単に落とせるタイプが多く、汗をかく夏場のプールや外遊びでは塗り直しの頻度がより重要になります。保育園・幼稚園や小学校で日焼け止めの使用ルールが決まっている場合もあるので、事前に確認しておくと安心です。

まとめ

日焼け止めのヒリヒリは、紫外線吸収剤だけでなく、エタノールや香料などの配合成分、肌のバリア機能の状態など複数の要因が関係しています。SPF/PAの数値だけで選ばず、成分表示と自分の肌質を確認しながら、こまめな塗り直しでカバーするのがおすすめです。症状が強い・長引く場合は、無理せず皮膚科を受診してください。

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