まだ残っているペットボトル、冷蔵庫に入れて、次の日見つけたら・・・飲みますか?
気にしないで飲んでしまう人もいるかと思いますが、実は実は・・・直飲みのペットボトルは要注意!
菌が潜んでいるんです。
ペットボトルを直飲みしたあとの冷蔵庫での賞味期限
暑い日はもちろん手軽に買って飲むペットボトルの飲料。
とっても便利だし、みんな飲んでますよね。
でも気をつけなくてはいけないことがあるんですよ。
実は口を付けて飲んだペットボトルには、口の中の食べかすなどが入り、菌が入っています。
コップに移し替えて飲んだ場合と比べて、直飲みの場合、時間がたつと細菌が増えていきます。
コップに移し替えた時は24時間たっても細菌はありません。
外出先ではそのまま持ち歩きますが、常温では気温が高いほど菌は増えていきます。
だから、冷蔵庫で保存すると菌が増える速さは遅くなります。
飲みかけのペットボトルは必ず冷蔵庫で保存しましょう。
開けたペットボトルはいつまでに飲めばいい?
では、いつまでに飲めばいいのでしょう?
それは、ペットボトルは、開けたその日のうちに飲み切るのが一番おススメ。
飲み切れなかった場合は翌日には飲み切ってしまいましょう。
ペットボトル飲料には「開封後はすぐにお飲みください。」とあります。
冷蔵庫に入れたものでも過信は禁物。
次の日には飲んでしまうように注意しましょう。
飲みかけのペットボトルに潜む菌
直飲みのペットボトルの菌、もし夏に常温保存したらミネラルウォーターは1日で菌が3倍。
麦茶はなんと50倍以上の増加!
コーヒーは100万個以上になり、危険なレベルになります。
冷蔵庫に入れると菌が増えることを抑える効果はありますが、それでも増えた菌が減っていくわけではありません。
早いうちに飲んでしまうか、飲み切れなかったものは捨てる覚悟も持ちましょう。
暑い時期、6月から8月は特に注意が必要です。
甘いものは特に菌が増えやすいです。
ジュースやコーヒーなどですね。
細菌のえさになってしまうんです。
緑茶やミネラルウォーターには糖分が入っていないので、まだ菌が少ないようです。
食べ物などは臭いをかいで判断する人が多いと思いますが、細菌の繁殖の場合、ペットボトル飲料では臭いの変化があまりありません。
「まだ大丈夫。」と簡単に判断しないように!
また、大きいサイズのペットボトルは、コップに取り分けて飲みますね。
これなら大丈夫かというと、やはり開封したものは2~3日以内がおススメです。
必ずふたを閉めて冷蔵庫保存。
口を付けなくても、開封したら外気にさらされるので空気中の微生物が入り込んでしまうのです。
特に夏は注意!ペットボトルの菌で恐ろしいことに
うっかりと飲み残していたものをそのままにしていたときには、いったいどんなことが起こるのか。
まずは、細菌が増殖したことでの食中毒。
一般的に食中毒を起こすビブリオ菌は単純計算では約2時間で食中毒を起こすまで増えるそうです。
次にこんな事例もあります。
炭酸のペットボトルを半分残して、常温で1か月置いていたらいきなり破裂したというケース。
これは細菌が増えたことで、ボトルの中の圧力が上がり、破裂してしまったのです。
キャップを開けようとした時にキャップが飛んで目に当たったり、
ボトルが腕に当たって入院するほどの大けがになった例もあります。
2001年以降の破裂事故は9件起こっています。
うっかり車の中に置きっぱなしなんていうこともありますよね。
でも、温度が上がってより危険な夏。
飲んでいたペットボトルはきちんと車から持って降りて捨てるようにしましょう!
また、容器をよく洗って再利用することもありますが、これも注意しなければいけません。
見た目にはきれいでも菌が残る可能性があります。
洗剤を入れて洗うと、その一部が残っていることがあります。
再利用には十分注意しましょう。
まとめ
飲みかけのペットボトルが危ないことは知っていたかもしれませんが、その理由がお分かりいただけたかと思います。
破裂事故も大けがになります。
できるだけその日に飲み切る!
冷蔵庫でも翌日までということをしっかり守っていきましょう。