春の花と言えばチューリップは定番。
並んで咲いているチューリップの花は可愛らしいですね。
開花時期はいつ頃なんでしょう。
見ごろを逃さないように知っておきたいですよね。
チューリップの開花時期についてチェックしていきましょう。
開花条件となることはどんなこと?チューリップの開花時期はいつから!?
チューリップの開花時期は地域や種類によっても違いがあります。
チューリップの種類は約3000種類ほどあり、次の3つのグループに分けられます。
早咲き、普通咲き、遅咲きの3つのグループです。
花の咲く時期と花の形で分類しています。
1.早咲きのチューリップの開花時期
早咲きのものは3月下旬から4月上旬。
一重の早咲きは小型で25cmぐらいのものです。
八重の花も小型です。
2.普通咲きのチューリップの開花時期
普通咲きグループは4月上旬から中旬、広く栽培されているものが多いです。
大型で70cmくらいになります。
切り花に向き、花の色も多くてよく花屋さんでも見かけるものがこれでしょう。
3.遅咲きのチューリップの開花時期
遅咲きのものは4月下旬から5月上旬開花となります。
大輪の花でボタン咲きチューリップと呼ばれたりします。
花びらの先が反り返っているものやふちが切れ込んでいる突然変異のタイプのものもあります。
おおよそ4月から5月が開花時期ですね。
6月になると花も散って枯れてしまいます。
開花時期は短く、春が来たことを教えてくれるような花です。
そして誰もがチューリップという花は知っていますよね。
それだけみんなに親しまれている花です。
チューリップの開花条件とは!?
チューリップは温度によって開花します。
温度が25℃を超えるとどんどん開花してきます。
そして25℃以下に下がると花びらが閉じていきます。
実験した人がいるのですが、開くときは花びらが伸びてそるように開きます。
つまり外側は伸びないのに内側が良く伸びるのです。
閉じるときは外側が大きく伸びます。
そして、開いて閉じた時にその前と比較すると少しだけ伸びているのです。
10日間ほどたつと花びらが2倍近く大きくなるものもあります。
そして花を開いたり閉じたりしながら花首も伸びます。
だからチューリップの花は朝になると開き、夕方に閉じてしまいます。
室内に入れていても温度差があるとそのようになります。
チューリップは温度が開花条件なのです。
チューリップの開花期間と見ごろは!?
チューリップの花は1週間から10日くらい咲いています。
パンジーなどと比べると花がひとつしかないので、1本から次々に咲くことはありません。
開花期間は短いです。
寒冷地だと2~3週間咲きます。
朝晩が冷え込み、気温が低いからでしょう。
日当たりが良いと早く終わるみたいです。
品種によって早咲きから遅咲きまであるので、それを考えて植えたりすると長く楽しめますね。
各地のチューリップ畑を見に行くときは、見ごろの時期を逃さないようにしておきましょう。
日本各地のチューリップの見ごろ
富山県がチューリップを県花にしています。
「となみチューリップフェア」として4月下旬から5月上旬に開かれているようです。
関東の大きなチューリップ畑は昭和記念公園です。
毎年3月下旬から4月下旬にかけて、色とりどりのチューリップが咲きます。
関東最大級は千葉県佐倉チューリップフェスタです。
71万本の花がオランダ風車の広場に咲き広がります。
関西では兵庫県立フラワーセンターという場所があります。
国内最大級のチューリップが咲きます。
4月上旬から中旬が見ごろです。
また開花期間が短い花ですが、開花の前に針でチューリップの花の根元部分を傷つけると、開花期間を長引かせることができると言われています。
傷つけるのは何だか可哀想。
自然のものなので短い花を楽しみたいですね。
チューリップの開花時期についてまとめ
チューリップは花屋に行けばいつでもあると思いますが、やはり自然のもの。
広い場所に咲くチューリップ畑を楽しみたいです。
開花期間が短いので見ごろをチェックしておきましょう。
25℃以上になると咲く春の花。
家でも球根を植えて咲かせてみたいものです。