生き物、植物

金木犀の香りの効果と成分。香水の作り方を知って部屋にも香りを!!

道を歩いていると良い匂いがして、見回すと金木犀が咲いていた…なんて経験はありませんか?
金木犀が咲く季節は、通勤や通学の時間も少し楽しみになりますよね。

好きな人も多い金木犀の香りですが、その成分や効果まで詳しく知っているという人は少ないのではないでしょうか?

今回は金木犀の効果と成分について、そして金木犀の香りをいつでも楽しみたいという方へ香水の作り方をご紹介します!

金木犀の香りの効果と成分とは?

金木犀の香り成分

金木犀の香りを構成する成分は以下の通りです。
・β-イオノン:スミレの花にも含まれる成分
・リナロール:フローラルな匂い
・γ-デカラクトン:ココナッツのような匂い
・リナロールオキシド:緑茶のような匂い

金木犀の香りの効果


・ダイエット効果
金木犀の香りには食欲の抑制効果があります。
私たちの体は血糖値が下がると「オレキシン」という物質を分泌して食欲を刺激して何か食べるように促します。
金木犀の甘い匂いを嗅ぐと、「オレキシン」の分泌が抑制されて食欲も抑えられ、ダイエットに繋がるのです!

・アンチエイジング効果
金木犀には強い抗酸化作用があることがわかっています。
抗酸化作用の強いお花と言えばジャスミンですが、金木犀はそれよりも強力な抗酸化作用があるようです。

ただし、この抗酸化作用は食べて体に取り入れた場合に発揮されるようです。
金木犀って食べられるの!?とビックリしたかもしれませんが、金木犀の原産国の中国には金木犀の砂糖漬けにした「桂花醤」というお菓子があるんですよ♪

・リラックス効果
金木犀の香りを嗅ぐと、リラックス効果・精神安定の効果が得られます。
イライラやストレス、不安などを取り除いてくれて、不眠症にも良いとされています。
お茶として飲むこともできてノンカフェインですので寝る前に飲むとぐっすり眠れそうですね。

・防虫効果
上記の香り成分のγ-デカラクトンは甘い良い匂いなのですが、ほとんどの虫がこの匂いが嫌いで、蚊なども寄り付かないのです!
中国では昔から服の防虫剤として使われています。
人間にとって良い匂いで虫が寄り付かないなんて最高ですね♪

・潜在能力
ちょっとスピリチュアルな話ですが、ヨーロッパでは金木犀の香りは潜在能力を引き出すという言い伝えがあります。
もしかしたらリラックス効果が脳に良い影響を与えてくれるのかもしれませんね。

金木犀の香水の作り方を紹介


金木犀の香りをいつでも楽しみたい方のために香水の作り方を紹介します♪

<材料>
・ビン:茶色や青い色のついた遮光ビンが望ましいです。
・金木犀の花:ビン半分以上。
・無水エタノール:薬局に売っています。
・精製水:薬局に売っています。原液を薄める用。
<作り方>
1.ビンを煮沸消毒してよく乾かしておきましょう。
2.金木犀の花を摘んできてビンに詰めます。
3.花びらがひたひたになるくらい無水エタノールを注ぎます。
4.蓋を閉めて冷蔵庫で保存します。
 ときどきビンをひっくり返すように回して無水エタノールと金木犀をよく混ぜながら2か月待って原液の完成です。
5.精製水で5倍程度に薄めて使います。

原液は冷蔵庫で一年程度保存できます。
原液を薄めたものはアルコールの濃度も薄まっているので長期保存はできません。
使用期限は一週間程度と思ってください。

原液を少量ずつ別のスプレーボトルなどに移してから精製水で薄めて短い期間で使い切るようにしましょう。

手作り金木犀の香水まとめ


いかがでしたか?道端で見かけるだけだった金木犀に色々な効果や使い道があって驚きですよね!

ぜひお茶やお菓子でも金木犀を楽しみたいですね♪
香水は金木犀の花が手に入らない場合、市販でもかなり本物に近い香りのものがあるので使ってみてください。
ただし、妊婦さんやペットにはアロマは危険だったりしますので気を付けながら楽しみましょう!