夏になると毎年決まっておなかを壊してしまう時期がやってくる。
あなたもそんな症状に毎年悩まされている人の1人ではないでしょうか?
夏は冷たい飲み物や食べ物のとりすぎ、寝冷えなどにより、下痢をおこす人がふえます。
時には1週間以上続くこともあり、せっかくの夏を楽しめずにいるのではないでしょうか。
「夏になると、いつも下痢をする」という人はこれからご紹介する3つの原因を確認し、あてはまるものについて予防をこころがけましょう。
それでは話を進めていきます。
夏に起こりやすい下痢の原因と対策
夏は冷房でおなかを冷やしすぎてしまったり、食中毒をおこす細菌も繁殖しやすいので、下痢がおこりやすくなります。
ここで紹介する生活習慣を心がけて、下痢の予防に取り組みましょう。
原因1:冷たいもののとりすぎ(腸を刺激している)
<<原因>>
夏場は冷えた飲みものやかき氷、アイスクリームなど冷たい物を口にしたくなります。
しかし、冷たい物が胃に入ると、その刺激で腸のぜんどう運動(内容物を送る動き)が活発になります。
腸が活発になることで、水分が十分に吸収される前に便として排泄しようとするため、下痢をしやすくなります。
<<対策>>
暑い季節は、飲食物の温度に気を配りましょう。
熱中症対策として、水分をこまめにとる必要がありますが、水やお茶はなるべく常温の物か温かい物を飲みましょう。
最近ではコンビニでも常温のペットボトル飲料が売られていますので、外出のときにはそちらを利用するとよいです。
また、冷たいビールの飲みすぎや、アイスクリーム、かき氷などの食べすぎに気をつけましょう。
とくにあぶらっこい料理と冷たい飲料を一緒にとると、下痢をおこしやすくなるので要注意です。
原因2:寝冷え(冷えが腸の不調を招く)
<<原因>>
近年、熱中症予防のために猛暑の夜は就寝中でも冷房を使用することが推奨されています。
ただし、設定温度が低かったり、直風があたりすぎると、寝冷えをする恐れがあります。とくにおなかが冷えると、下痢がおこりやすくなります。
<<対策>>
冷房を使うときは、寝室の温度が低くなりすぎないように調節し、冷房の風が直接当たらないようにしましょう。
扇風機を併用するのも効果的ですが、扇風機の風も直接あたりすぎないように首振りモードを使うようにしてください。
そして、体の方に向けるのではなく、壁に沿って空気を循環させるように使うと冷えすぎず、快適に過ごせます。
また、就寝中に寝汗をたくさんかくと、からだが冷えてしまいます。汗をよく吸い取る木綿やシルクなどのパジャマを着たり、腹巻きを着用してからだが冷えるのを防ぎましょう。
原因3:夏かぜ(免疫力が低下してかかる)
<<原因>>
暑くなると食欲が落ちて栄養不足に陥ったり、睡眠不足になって免疫力が低下しがちです。
免疫力の落ちたからだにウイルスが感染することで夏かぜをひきやすくなります。
ウイルスが腸の粘膜に炎症をおこすと、下痢を招く原因になります。
<<対策>>
普段から栄養バランスのよい食事をとって体力や抵抗力をつけておくことが大切です。どうしても食欲が沸かないときはビタミン等を摂取できるサプリを使うのもありです。
また、睡眠を十分にとって疲れを残さないこと、ストレスをためないことなどが大切です。
入浴するときには、40度前後のぬるめのお湯にゆっくりつかると疲労回復になり、夏かぜの予防に役立ちます。
シャワーで済ましてしまうことが多い夏ですが、お風呂を活用してみてください。
夏の腹痛対策まとめ
以上、夏場に起こりやすい腹痛や下痢の原因と対策についてご紹介しました。
ここで紹介した原因について心当たりがありましたか?
まずは、普段の生活習慣を振り返って、下痢を引きおこす原因を突き止めるとともに、今年こそおなかをこわさないよう予防を心がけましょう!!