料理・食材

新米と古米の見分け方と水分量の違い。新米はまずいことも!?

日本人はお米が大好きですね!かくいう私もその一人。
間違いなく、お米があればおかずは1品でいいですし、何ならお米に塩とか醤油だけでも十分何杯もいけちゃうクチです。

おかずがメインじゃなくて、お米がメインでいいタイプ。なので、いつもお米は家で切らしたことがありません。
とは言え、スーパーに行くと、たくさんの種類のお米が並んでいますよね。

その中でも特に、【新米】が売られていることが多いですが、正直言って、新米って何を持って新米なんでしょうね?
普通に売られているお米とどこが違うんでしょう?
これを知っておけば、多分お米も今後味が変わってくるかもしれないので。

リサーチした結果を紹介します。

新米ってどんなもののことを言うの?

ではそもそも、新米ってどんな定義を持って言うのでしょうか。
私も意外と全然知りませんでしたが、新米とは収穫年の12月31日までに精白・包装された精米のことを指すそうです。
JAS法でそのように定められているんだとか。

つまり、今年にお米を収穫しただけでなく、そこから精米したものを大晦日までに出荷した場合、ってことですよね。

お米の美味しい季節って大体秋ですけども、要は今年これから収穫したお米がある場合、12月31日までに精米されたものが【新米】となる訳です。

ということで、昨年に精米されたものは【古米】、その前の年に精米されたものは【古古米】、さらにその前は【古古古米】・・・とずっとさかのぼっていくそうです。

これ本当です。何だか早口言葉みたいで可愛いですよね♪

新米と古米の見分け方


やっぱり印象としては、新米の方が美味しい&新鮮などのイメージが強いですよね。

実際の見た目の特徴ですが、そこまで大きな違いはないようです。
今年の分も去年の分も確かにそんなに変わらないと思います。。。
しかも、ほとんどの家庭の場合、スーパーなどに並んでいるお米を買ってしまいますもんね。

しかも現代の技術が進んでいる中、貯蔵のレベルも上がっているため、新米か古米かをぱっと見だけで判断することは素人目には難しいそうです。

でも、今も街の中に健在しているお米屋さんへ行けば、実際のお米を触りながら違いを確認できる場合もあります。
この場合の見るべきポイントは、【手で触ってみること】だとか。

新米は水分が残っているので手に付くそうですよ!

一方古米は、水分が新米に比べて少なく(蒸発し乾燥しているため)パラパラとしているので手に付かないそうです。
これも覚えておくとよいかもしれませんが、白い粉が手に付く場合もあります、これは酸化が進んでいるからだそうです。

聞いた話では、ベテラン主婦ともなりますと、炊いたばかりのお米の香りや色艶だけで、新米か古米か見分けられるツワモノもいらっしゃるとか、さすがです!お米マイスターですね。

新米と古米を炊くときの水分量

さあそして、新米の特徴で一番顕著なものとしては、やっぱり【水分が豊富に含まれているので炊きあがりがモッチリ】ということでしょうか。
もう文章にしているだけでも、日本人でよかった♪って思わず言いたくなるような感覚ですよね。

新米の美味しい炊き方

それで、新米と炊く時の水の分量は、とっても大事な分かれ道となるようです。
新米の特徴である、水分が多くて柔らかく、香りが高いところを十分活かすには、通常より少し水を少なめにすることが大事。

炊飯器の場合であれば、内釜に書いてあるメモリより少なめに水を張るとよいですね。
お米を洗う時も、ゴシゴシとこすり過ぎずパパっと手早く洗うとよいそうです。

古米の美味しい炊き方

では、古米の場合はどうでしょうか。
古米の炊飯時の水分量は新米とは逆にし、炊飯器の内釜に書いてあるメモリより若干多めがよいようです。

古米は新米に比べて炊き上がりが硬く、水分も少ないため粘りが少ないと言われているからです。
さらにお米を洗う時はこちらも新米と逆で、力を入れて少し強めに研ぐとよいそうです。
なぜなら古米の表面に付いたヌカ臭さをこれによってしっかり落としてくれるから。

何か古米可愛そうって感じになりますが、でも逆に、古米の場合は寿司飯やチャーハンなど、向いている料理もあるのでしっかり使い分けていきたいですね。
さらに今では、温度や湿度を調整してしっかり保存されているので、比較的古米であっても美味しく食べることができるのも嬉しいです。

新米はまずいと感じることも


これまで見てきていると、新米最高!古米はちょっとランク落ちる・・・みたいな感じがしますが、実は副見出しの通り「新米はまずい」と思う人も中にはいるそうです。
そんなことがあるのはなぜでしょうか。

これ実は、お米のせいではありません!
新米の特徴を活かさずに間違った方法で炊いたりしてしまっているからなんだそうです。

理由はこうです。
新米を炊飯器で炊きますよね?ポイントはここ!
【炊き上がった時、すぐにお米を潰さないように軽くかき混ぜ蒸らす】ということで新米は大変美味しく頂けるんです。
これを忘れてしまうと、せっかく出てきた粘っ気や水分が、時間が経ってお米の中に戻ってしまうんだそうです。

そうなると、せっかくの新米の甘みや香りがなくなり、イコール食べた人が「新米なのに全然美味しくないじゃない!」と怒るハメになるかもしれません。
これでは、新米が可愛そうです。いいとばっちりですよね。

大事に、適切な方法で炊いて、炊き上がった時もすぐに対応してあげて下さいね。

まとめ:新米と古米について

いかがだったでしょうか。
新米はやっぱり美味しいです。水分が豊富だからです。
なので、軽く洗って、水分は炊飯器の目盛より若干少なめにして、ピピーと炊けた音がしたら軽く混ぜて蒸して、どうぞ美味しく堪能してあげて下さい。

こんなに美味しいお米が食べれて幸せ~♪ってなること間違いなしです!
あ、でも古米も十分今では貯蔵の技術が上がって美味しいですので、安心して頂きましょう。
日本人であればお米全般美味しく頂きたいものですよね。