夏に飲みたい飲み物といえば、麦茶ですよね?
筆者は小学生のころ、学校から帰って来るや否や、
冷蔵庫にある麦茶をコップ一杯に入れ、一気飲みしたのを覚えています。
きっと、こんな経験をしているのは、筆者だけではないのではないでしょうか?
一般的に麦茶は、砂糖などを入れず、そのままのものを口にすることが多いですが、
一部の地域では、麦茶に砂糖を入れて、飲むようです。
砂糖の量は、地域によっても異なるようですが、
それ以外にもちょい足ししているものもあるようです。
麦茶に砂糖をいれる地域
麦茶に砂糖を入れる地域は、主に関東以北となります。
関西ではあまり認知されていません。
なお、関東以北といっても、全ての地域で飲まれているのではなく、
主に、都市部を除いた地域でのみ、浸透しているようです。
今でこそ、麦茶はそのまま飲むのがメジャーな飲み方ですが、
昭和のころは、砂糖を入れた麦茶は、多く浸透していた、と言われています。
主に、その麦茶は、運動後の栄養補給、として、飲まれていました。
現在でこそ、スポーツドリンクがありますが、
昔は、スポーツドリンクなんてありませんでした。
運動後に、ミネラルと糖分を一緒に補給でき、かつ簡単に入手できるということで、
多くの人が、頼っていたようです。
なお、この砂糖入りの麦茶は、栄養補給だけではなく、
来客時の飲み物としても、出されていました。
今は、どの家庭でもスーパーに行けば、すぐに砂糖が買えますが、
昔は、砂糖が高価なものであり、誰もが入手できるものではありませんでした。
そこで、来客の方へおもてなしの心を込めて、
砂糖入りの麦茶を出していた、ということもあるようです。
麦茶にいれる砂糖の量は?
この砂糖入りの麦茶、いろいろわかったところで、
興味がわいて、飲みたくなってきませんか?
でも、いざ飲もうと思っても、どれくらい砂糖を入れたらいいか、
わかりませんよね?
砂糖の量に特に決まりはありません。
ですが、入れすぎはよくないので、ご自身のお好みの甘さで作ってみましょう。
おススメとしては、コップ1杯に対して、ティースプーン1杯程度。
冷たい麦茶だと砂糖が溶けにくいので、よ~く混ぜましょうね!
さらに、おいしく飲むためには、麦茶は水出ししたものではなく、
煮出した麦茶で作るのがおすすめです。
ポイントは煮出す麦茶は、濃い目にするようにしてください。
濃い目に作ることで、麦茶の香ばしさが引き立ち、
砂糖を加えたときに、お茶の風味を損ねることなく、楽しむことができます。
麦茶のちょい足しワザほかにもご紹介
砂糖入りの麦茶に、牛乳を足すと、
コーヒー牛乳やカフェラテのような味にすることもできます。
すぐにでも、砂糖入りの麦茶が飲みたい場合は、
砂糖を溶かすのが、1番早く作れますが、
甘味は砂糖だけではなく、はちみつや黒砂糖など、
さまざまな甘味料でもおいしく飲むことができます。
今までは、甘い麦茶の紹介をしてきましたが、
塩を入れた麦茶もあります。
塩を入れたものは、おいしく飲む、というより、
熱中症対策の一つとして、塩分とミネラルを素早く補給する、という目的のほうが
大きいようです。
麦茶に砂糖ってめちゃうま!!
筆者は、東北の出身ですが、
友達の家庭も含めて、麦茶に砂糖を入れて飲んでいる、というのを
聞いたことがありませんでした。
ですが、ひと昔前までは、砂糖入りの麦茶のほうが
一般的と知り、興味が湧いてきて、さっそく試してみたほどです。
コーヒーを使ったカフェオレや、紅茶を使ったロイヤルミルクティーも
おすすめですが、麦茶を使った、『麦茶オレ』もなかなかおいしいものでした。
小さなお子さんや、妊婦さんで、カフェインを控えたいけど、
カフェオレのような味のものを飲みたい、と思っている方には、
ぜひ一度試してみていただきたいです。