家族でドライブや帰省に出かけたいけれど、子どもの車酔いが心配で、つい出発をためらってしまうことはありませんか。せっかくのお出かけなのに、車酔いで子どもがぐったりしてしまうと、付き添う親も気疲れしてしまいますよね。

この記事では、子どもの車酔いが起こりやすい年齢と原因、酔いにくくする座席の選び方、酔い止め薬の使い方、実際に酔ってしまったときの対処法までまとめました。

結論:2〜3歳ごろから起こりやすく、視線の向け方と座席選びがカギ

車酔いは、平衡感覚をつかさどる脳の発達段階と関係しており、2歳未満ではほとんど見られず、2〜3歳ごろから12歳くらいまでの子どもに多いとされています。目から入る情報と体が感じる揺れが一致しないと酔いやすくなるため、進行方向を見える位置に座らせる、スマホやDVDを見せすぎないといった工夫が効果的です。

子どもの車酔いが起こりやすい年齢と原因

車酔いは、耳の中にある三半規管や前庭が、乗り物の揺れによって刺激され、自律神経や平衡感覚が乱れることで起こるとされています。2歳未満の子どもはこの感覚がまだ十分に発達していないため、車酔いになりにくいと言われています。2〜3歳ごろから平衡感覚の発達が進むにつれて、車酔いを経験する子どもが増えてきます。

車酔いが悪化しやすい状況の例
・長時間(2〜3時間以上)のドライブ
・1時間以上休憩をとっていないとき
・高速道路など、普段と違うスピード感の道
・夜間の走行
・後部座席でスマホやDVDを見ているとき
・空腹または満腹の状態

車酔いを防ぐ座席の選び方と視線の工夫

目から入る情報(景色の動き)と、体が感じる揺れが一致しないほど、車酔いしやすくなります。そのため、座席や視線の向け方を工夫するだけでも、酔いにくさが変わってきます。

・できるだけ進行方向を向いて座る、進行方向を見えるようにする
・遠くの景色(窓の外の景色)を見るようにし、近くの本やスマホ、DVDなど手元の画面は見せすぎない
・タイヤの真上など、揺れが強く伝わる位置の座席は避ける
・車内の換気をして、こもったにおいを避ける

特に夜間は、車内の画面(スマホ・DVD)に視点が集中しやすく、酔いを悪化させやすいので注意が必要です。画面を見せる代わりに、子どもが好きな音楽をかけたり、しりとりなどの遊びで気を紛らわせたりするのがおすすめです。

車酔いを予防する生活面の工夫

・出発前日はしっかり睡眠をとる
・出発直前の食べ過ぎ・空腹の両方を避ける
・長時間のドライブは、少なくとも1時間に1回は休憩をとり、車から降りて気分転換する
・スピードを出しすぎず、急ブレーキ・急発進を避ける
・グミや飴など軽いおやつを用意しておく(食べ過ぎに注意)

子どもが「おなかが痛い」と言うときは、車酔いなのか、別の体調不良なのか分かりにくいことがあります。症状を細かく聞き、トイレに行っても改善しない場合は、車酔いの可能性を考えて休憩を増やしてみましょう。

酔い止め薬を使う場合の注意点

子ども用の酔い止め薬は、3歳以上・5歳以上・7歳以上など、商品によって対象年齢が異なります。使用する前に、パッケージの対象年齢と用法・用量を必ず確認しましょう。乗る30分程度前に服用しておくと、効果が出やすいとされています。持病がある場合や他の薬を服用している場合は、事前にかかりつけ医や薬剤師に相談すると安心です。

車酔いしてしまったときの対処

気分が悪くなってしまったときは、無理に我慢させず、次の対応を試してみましょう。

嘔吐を繰り返す、水分が全くとれない、ぐったりしているといった場合は、車酔い以外の体調不良の可能性もあるため、無理に移動を続けず医療機関の受診を検討してください。

まとめ

子どもの車酔いは2〜3歳ごろから起こりやすくなり、視線の向け方や座席選び、こまめな休憩で軽減できることが多いです。100%防ぐのは難しくても、原因と傾向を把握して対策を積み重ねることで、家族でのドライブを楽しみやすくなります。心配な症状があるときは、無理をせず医療機関に相談しましょう。

よくある質問

Q. 車酔いは何歳ごろから始まりやすい?

A. 2歳未満ではほとんど見られず、2〜3歳ごろから12歳くらいまでの子どもに多いとされています。平衡感覚をつかさどる脳の発達と関係しています。

Q. 酔い止め薬はいつ飲ませればいい?

A. 車に乗る30分程度前に服用しておくと効果が出やすいとされています。商品によって対象年齢が異なるため、使用前にパッケージの表示を必ず確認してください。

Q. 車酔いで吐いてしまったら、すぐ受診したほうがいい?

A. 1回吐いた程度で少し休めば元気になる場合は、様子を見て問題ないことが多いです。嘔吐を繰り返す、水分がとれない、ぐったりしている場合は、車酔い以外の可能性も考え、医療機関の受診を検討してください。