生活のハウツー

柏餅の葉っぱの名前90%が勘違い!!葉っぱ食べる!?くっつくときは!?

柏餅ってよく見かけるし、なんなら知らないうちに家にあったりしませんか?

それで食べるんですけど、柏餅について詳しく知らずに食べているなあと、ふと疑問が湧いたことはないですか?

私もなんとなく美味しい和菓子っていう感覚でしかなかったんですが、
このくっついてる葉っぱだとか、なんかくっついて食べづらいなとか、些細な疑問をお持ちかと思います。

そんな疑問にお答えします。

柏餅の葉っぱの名前!!実は、、、

柏餅という名前からするに、この葉っぱは柏で、柏でくるんであるから柏餅なんだ!

…そう思うかもしれませんが、実は違うんです。

正解は槲。これでかしわと読みます。
なんとただのかしわ違いなんです。

柏と槲の違い

柏と槲って何が違うの?どっちも読み方は「かしわ」なのに。
さらに疑問が湧いてくるかもしれませんので、もう少し詳しくまとめます。

柏はヒノキ科の針葉樹のコノテガシワというものです。
なんだかクリスマスツリーみたいでどうにも柏餅の葉っぱのようには見えません。

槲はブナ科の植物で、写真をみると、これだ!!となります。本当に、槲のほうが柏餅の葉っぱでした。

このかしわ違い、そもそも漢字のせいで勘違いを起こしていますよね。
柏餅と書くからには柏の葉っぱが使われているに違いない!と思うに決まっています。
でも槲。謎ですよね。

しかも槲を使っていたのは、過去をさかのぼれば江戸の町のあたりだけだったみたいです。
西日本ではサルトリイバラの葉っぱが主流だそうで。
他にも、ホオノキやニッケイなど他の葉っぱでくるむ地域もあったようです。

槲の葉っぱを使わなくても柏餅だなんて、かしわ違いなんですよ。

柏餅の葉っぱ食べる!?


柏餅は葉っぱにくるまれた、餡の包まれたお餅ですよね。
お餅はもちろん食べますが、葉っぱって食べれるんでしょうか?

なんとなく食べれないだろうな、という風には想像がつきますよね。

確かに、基本的には食べないものです。
香りづけの役割のための葉っぱなのです。

でも一応自然のものなので食べられます。
そりゃ当たり前か、と思いますが、やはり味は美味しくないみたいです。

サルトリイバラには効能があります。
昔から薬として使われていたようで、解毒作用、むくみに効くとあります。
もちろん葉っぱより根っこのほうが薬効があるそうです。

なんとなくこういう葉っぱって美味しくないと何か体に良いのでは?と思いがちですが、
葉っぱだけではただ不味いだけのようです。

本当にただの香りづけだけの存在なのですね。存在の主張はとても大きいけれども。

柏餅の葉っぱがくっつくときの方法


柏餅を食べるとき、どうしても葉っぱがくっついてきてしまって、うまく剥がせないとモヤっとしますよね。

そういう時の対策として、少しお行儀が悪くなりますが、
指を濡らして剥がしながら食べる、というものがあります。

たしかにお餅って、濡れると滑りやすくなりますよね。

それにならい、もっと簡単な方法もあります。

柏餅を電子レンジでチンする方法

柏餅丸ごと水にくぐらせて、レンジでチン!簡単すぎます。
しかし、この方法で綺麗に剥がせる場合と、逆にくっついてしまう場合とありますのでとってもギャンブルです。

お手製柏餅の場合は、葉っぱは乾燥させずに使う、餅生地の表面または葉っぱにごく薄く油を塗るなどの方法があります。

一番簡単なのは葉っぱごと食べてしまうことですが、美味しくないと先述した手前、そうしたくはないものです。

改めて柏餅について考えると、もっと食べやすかったら良いのにな、と思いますが、柏餅ってこういうもの。
という固定観念が根付いているせいか、そこまで苦にならない不思議。日本人って皆そうなのでしょうか?

柏餅を食べよう!

柏餅は子孫繁栄の縁起物としての意味があります。
端午の節句に柏餅をいう図式を流行らせた江戸の商人が元々の由来らしいのですが、なんだかバレンタインと似ていませんか?

そう考えるとなんだか面白い柏餅です。
中身の餡の代わりにチョコをいれた柏餅とか、邪道ですかね…?

なんとなく柏餅を食べてきた柏餅について、少し知識が広がったのではないでしょうか。
皆さんも、この知識を片手に一緒に柏餅を食べませんか?