料理・食材

桜の花びらは食べられる!?保存や使い道についてまとめてみた!!

お花見などにいくとつい舞い散る花びらを持って帰ったりしませんか?
思い出に…なんて思うんですが、結局しなしなにしてしまうことも。

それはなんだかもったいないですよね。どうせなら残しておきたいところ。
今回は桜の保存法や活用法をまとめてみましたのでご紹介します!
 

 

桜の花びらは食べられる!?

公園などに咲いている桜をそのまま食べても特に害はありません。

ですが、公園の桜は農薬などを使っている可能性が高いので、
もし食べる場合にはどんな管理をされているかを確認してからにしましょう。
 

1、塩漬けにできる桜の種類

主に「関山」などの八重桜が使われ、七分咲きの花びらを軸ごと摘んで塩漬けにします。

八重桜が使われる理由は、形がしっかりして色が濃く、香りが良いからで、
キレイなピンク色のサクラが料理を華やかに見せてくれる効果があります。
 

2、桜を塩漬けにする理由

桜の花や葉っぱを塩漬けにするとバニラに似たような香りがするためです。

また、ものによりますが常温で1年ほど保存ができるので、
キレイなピンク色の花びらを楽しみたいときに季節関係なく、
おにぎりやパスタなどの料理のいろどりやアクセントになりますよ。
 

3、桜の塩漬けを食べる時の注意点

さくらの香りの成分はクマリンというのですが、抗酸化作用の他、
リラックス作用があるので、体に良い働きをしてくれます。

しかし、クマリンをたくさん摂ってしまうと、肝臓の機能を弱めるので、
あまり食べすぎるのは控え、見た目の飾り程度にしたほうが良いでしょう。
 
 

桜の花びらの保存方法

桜の保存法としては、食べる用に加工するのがメジャーです。
なので、ここでは一般的な食べる用の加工法をご紹介します。
 

1、 塩漬け

定番といえば塩漬けですね。少し使うだけで見た目がはなやかになりますよ。
 
・桜の花をよく水で洗い、キッチンペーパーでなど水分をとる
・桜と塩(桜の重さの20%の量)を混ぜて、タッパーに入れ、上から重石を乗せる
・漬け込んだら、花の水分を絞りとって、梅酢(桜が200gくらいなら大さじ4ほど)を入れる
・また重石を乗せて3日ほど置いておく
・キッチンペーパーに広げて2、3日陰干しする
・保存用のビンに入れて塩を加える
 
数年保存できますが、長期間たつと色落ちしますのでご注意!

梅酢は梅干しを作るとき梅から出てくる液体のことです。
なので、おうちで梅干を漬けている人は買う必要がないと思いますが、
スーパーなどにも売っていますので興味のある方は探してみて下さい。

塩漬けにした桜の花はお料理以外にも「桜茶」にして楽しむことができます。
結納など、お祝いのときなどに使われることがおおいため、
2本の花をつけて漬けてあるのもが多いのが特徴ですね。

二日酔いを和らげる効果もあるといわれていますよ。
 
・桜の塩漬けにぬるま湯を注ぎ、5分ほど置いて塩抜きをする
・別の湯呑みに塩抜きした桜を入れてお湯を注ぐ
・塩抜きに使ったぬるま湯の上澄みをスプーン1杯ほど加えて味を整える
 
お茶やコーヒーも良いですが、たまにはこんなティータイムもいかがですか?
 
 

2、 砂糖漬け

塩漬けのほかにも砂糖漬けもありますので、甘いのが良い方は作ってみて下さい。

お菓子に使ったり紅茶に浮かべてみたり、料理なら和え物にも使えますよ。
 
・水洗いし、キッチンペーパーなどで水分をとる
・容器に砂糖と桜の花を交互に入れる
・漬物石をおいて3日漬けておく
・3日たったら天日に3日干す
・保存用の瓶に砂糖と桜をつめて保存する
 
お砂糖にしっかり漬かっていれば保存期間は半年くらいです。

天日に干したあと、桜より砂糖の量を多く保存用の器にいれるのがコツ。
 
 

桜の花びらの使い道は他にも!

1、押し花

そんなに量がないなら、見て楽しむものがおすすめです。
ここからはそんなハンドメイド系のものをご紹介します。

まずは定番の押し花です。

有名なのは本などに挟む方法ですが、
今回はアイロンを使う作り方をご紹介しますね。

桜は初心者向けで失敗することは少ないと思いますので、ぜひチャレンジしてみて下さい。
 
・まず下処理として、しっかり乾燥させ、茎が残らないよう根元からカット
・新聞紙とクッキングシートの上に花を置いて上にクッキングシートをかぶせる
・アイロンをかけて冷ます作業を繰り返す
・乾燥するまで数回アイロンをかける
 

2、ドライフラワー

インテリアとしてドライフラワーにするのもおすすめです。
ドライフラワーにしてグラスなどに入れるとおしゃれですよ。

今回はドライフラワー用のシリカゲルを使う作り方をご紹介します。
 
・密封容器(タッパーなど)にシリカゲルを敷く
・シリカゲルの上に花を並べる(花が重ねないように注意)
・花が完全に隠れるまで上から静かにシリカゲルを注ぐ
※細かい部分はピンセットなどで優しく広げながら
・密封して数日置く(数日~1週間ほどが目安)
・花についてるシリカゲルを優しく払って完成
 
ドライになった花は壊れやすいので十分注意してくださいね。
 
押し花やドライフラワーにすると、ハンドメイドのアクセサリーなど加工できますし、いろいろと楽しめるかと思いますよ。

他にもスマホやアイフォンケース、コースターなどに活用もできますよ。
自分だけのアイテムとして挑戦してみるのも良いですね。
 
 

桜の花びら活用法まとめ

桜は気が付いたら散っていて、期間が短いのがある意味魅力ですが、
あのきれいな姿を季節関係なく見れたら嬉しいですよね。

そんな時、ぜひこの記事を参考にしてもらえると嬉しいです。

きれいなお花はたくさんありますから、他のお花にもぜひ活用してみて下さい!