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雛人形は親のお下がりあり!?それぞれの意味【しまう日は大安がいい!?】

3月3日になると女の子にとっては楽しみなひな祭りという行事がありますよね。
 
初節句となると雛人形などの飾りつけをするご家庭がほとんどです。
 
初節句やひな祭りがくるとみなさん雛人形は買われている方も多いのではないでしょうか。
 
両親や祖父母から買ってもらう事が多いかと思いますが、そもそも雛人形は親のお下がりはいけないのかな?と疑問もでてきますよね。
 
また雛人形はおさめる時期なども意味があり女の子には重要になっています。
 
今回は雛人形は親のお下がりではいけないのか、雛人形のそれぞれの意味、しまう日は大安がいいのかなど調べてまとめてみましたので紹介させていただきますね!!
 

 

雛人形は親のお下がりでもいい??

 
雛人形のお下がりと聞くと一般的には「お下がりでも大丈夫でしょ!」という方と
「お下がりは考えられない」という二つのパターンに別れる方が多いです。
 
結果どちらが正しいかは皆さんの話を聞くと基本的にないのが事実です。
 
新しいものを購入しないといけないと絶対にいけないという事はないですが、新しい雛人形を飾る事によって災害を身代わりになって引き受けてくれるという魔除けの意味もあるらしく一人に一つずつともいわれているそうです。
 
なので両親や、家族、祖父母みんながお下がりでも納得していれば問題もありませんし、気持ちの問題というのもありますよね。
 
初節句の時でもお下がりでも大丈夫なのか不安になる方もいらっしゃいますが、
自分の家族、身内を見守ってくれていた雛人形になるので「幸せを受け継ぐ」という意味も
あるそうです!!幸せを受け継ぐって何だか素敵ですよね。
 
また姉妹の家庭であれば尚更、雛人形を一人に一つずつ買ってしまうとなるとかなりの場所とりをしてしまいますし、姉妹で共有している家庭も今は多くいらっしゃいます!!
 
 

雛人形のそれぞれの意味とは?

 
雛人形にもそれぞれ意味があります!!
簡単にまとめてみました。

1段目

まず一般的に一番上に飾られている人形を内裏雛(だいりひな)といいます。
 
一番上に必ず欠かせないのがお内裏様とお雛様ですが
一番上の男雛は(おびな)は天皇陛下、女雛(めびな)は皇后陛下を表現しています。
 
内離とは天皇陛下が生活する場所の事を表していて一番上は男雛だけではなく男雛と女雛のペアで飾る事を内離雛というのです。
 
子供にはわかりづらいかも知れませんが、雛人形には天皇、皇后夫婦みたいに幸せな結婚ができますようにという意味も込められているのです。
 

2段目

次に二段目に飾られている人形の事を「三人官女」といいます。
 
内裏雛の世話をする三人官女の段になっています。わかりやすく説明すると結婚式などで
食事の上げ下げなど細かい世話をするのか彼女たちの役目になっているのです。
 
また真ん中にいるのが女官庁でよく見ると眉毛がないですよね?
 
これは女官庁が既婚者という事をしめしています。昔は女性は結婚すると眉毛を剃る風習があったのです。
 
両脇の女官たちは眉毛があるので未婚の女性というのを示しています。
 

3段目

次三段目は「五人囃子」といいます。
 
それぞれの手に太鼓や笛を持ち、生演奏で結婚式を盛り上げる少年楽団のメンバーになっています。
 

4段目

次に四段目は「随身」といいます。
四段目の飾る随身とは、ひな祭りに出てくる右大臣と左大臣のことで貴族のボヂィーガードの役割、警護役を務めています。
 
右大臣が若者、左大臣がおじいちゃんの姿で表現されていて二人とも弓矢で武装をしています。
 

5段目

次に五段目です「仕丁」といいます。
 
五段目に飾るのは衛士、または仕丁と呼ばれる人たちの事です。
 
庶民出身で主人の身の回りや細々とした雑用係。彼らはボランティアで、昔は庶民が無償で宮中に奉仕する習慣があったのです。
 

6段目

最後に六段目、七段目は「調度品」といいます。
 
雛人形には、箪笥や食器などの調度品も一緒に飾りますよね、これらは女雛の嫁入り道具です。
 
雛人形すべてが男雛と女雛の婚礼をお祝いし、盛り上げるものだということがわかりますね。
 
難しい言葉などもありますが、雛人形には幸せな意味がたくさん込められていることがわかります。
 
 

雛人形をしまう日は大安にすべき??

 
雛人形をしまう時期は、大安はいいと思われている方多いですが、実は収める日は
大安の日でなくても問題ないのです。
 
一番しまう日にいいのは晴れの日にしまうのがいいでしょう。
 
まだ三月は冬の寒さが残っています。空気も乾燥している時期ですし天気が悪い日は湿度が低いという事はわかっていますよね。
 
雛人形は実は湿気に弱いのです。雛人形は絹の使用量が多く絹は湿気の大敵なのです。

雨が降っている日や天気が悪い日などにしまう事で雛人形に湿気が残ってしまい来年に飾る時にはカビがすごかったりすることがあるのでなるべくなら大安よりも天気がいい日に収めるのが一番いいですね。
 
また雛人形は早くしまうのがいいといわれていますが、3月4日、5日にしまうのはよくないみたいなのでそれ以降の日にちから中旬までにしまうようにしましょう!!
 
早くしまわないとお嫁にいけなくなるというのもよく耳にしますが、これもただの迷信だそうで、明確な根拠もないとのことです。
 
 

ひな祭りの雛人形についてまとめ

 
いかがでしたでしょうか?
女の子にとってひな祭りは大切な行事になりますし、雛人形は女の子にとってはとても特別なものになるのでしっかり飾ってあげましょうね!!
 
また雛人形の意味ですが、子供に説明する時は長々話をしても子供は退屈になってしまいあまり理解していない事が多いので簡単に話してあげるといいかもしれませんね。
 
長くなってしまいましたが少しでも参考にしていただければと思います。
素敵なひな祭り過ごしてくださいね!!