おせちの数の子、気づいたらつい何切れも食べていた…なんてことはありませんか?子供に食べさせていいのか迷ったという方もいるかもしれません。

この記事では、数の子を食べ過ぎたときに起きること、アレルギーの症状と原因、症状が出たときの対処法までまとめました。

数の子の食べ過ぎ

数の子の食べ過ぎ、結論から言うと何が起きる?

数の子はニシンの卵を塩漬けにした食品なので、一般的な塩蔵魚卵と同じく、数切れ〜片手に収まる程度が目安です。ただし、これを超えて日常的に食べ続けると、塩分の摂りすぎによる高血圧リスクと、プリン体による痛風リスクが高まります。

それぞれのリスクについて、次の見出しで詳しく見ていきましょう。

食べ過ぎで起きる2つのリスク——塩分とプリン体

塩分過多のリスク

数の子は塩漬けで作られるため塩分量が多く、食べ過ぎると塩分の摂りすぎになり、むくみや高血圧につながることがあります。1日の塩分摂取目安(成人で男性7.5g未満、女性6.5g未満が目安とされています)を意識しながら、おせちの他の料理とのバランスも考えて食べるのがおすすめです。

プリン体のリスク

数の子はプリン体を多く含む食品でもあります。お酒(特にビール)と一緒に食べ過ぎると、プリン体の過剰摂取から痛風につながることがあります。それぞれ単体ではある程度摂取しても問題ありませんが、両方を一気に摂りすぎるのは避けたほうが安心です。

なお、数の子にはDHAも豊富に含まれており、栄養面でのメリットもある食材です。適量を守れば、健康的に楽しめます。

・お正月の3日間、毎食のように大量に食べ続ける
・お酒のあてとして数の子を食べながら長時間飲み続ける

数の子アレルギーの症状と原因

数の子で起きるアレルギーは「魚卵アレルギー」であり、鶏卵アレルギーとは別物です。魚卵と鶏卵はタンパク質の構造が違うため、鶏卵アレルギーがあるからといって、必ずしも魚卵アレルギーも発症するわけではありません。

魚卵アレルギーの原因となる主なタンパク質には、卵黄タンパク質(ビテロジェニン)やパルブアルブミンなどがあります。症状は口の周りのかゆみ・じんましんといった軽いものから、腹痛、嘔吐、まれに呼吸困難などの重い症状(アナフィラキシー)まで人によって幅があります。魚卵アレルギーの方は、数の子だけでなくいくらや子持ちシシャモなどでも同様の症状が出ることがあります。

症状が出たときの対処と保育園・幼稚園・学校への申告

口の周りのかゆみや軽いじんましん程度であれば、しばらく様子を見ながら症状の変化を確認しましょう。ただし、呼吸が苦しそうな様子や、繰り返す嘔吐、ぐったりしているといった様子が見られる場合は、様子を見ずすぐに医療機関を受診してください(アナフィラキシーが疑われる場合は救急要請も検討してください)。

子供に魚卵アレルギーの診断が出ている場合は、保育園・幼稚園・学校に「学校生活管理指導表」などの書類を提出し、給食やおやつでの除去対応を相談しておくと安心です。書式や手続きは自治体・園によって異なるので、まずは通っている園や学校に確認してみましょう。

子供に何歳から数の子を食べさせてよいかについては、一律の目安は明確になっていません。初めて与えるときは少量から試し、何かあってもすぐ受診できる平日の午前中に試すと安心です。不安がある場合は、事前にかかりつけ医に相談しておきましょう。

数の子を安全に楽しむための予防策

・大皿から取り分ける際、あらかじめ1人分の量を決めておく
・お酒と一緒に食べる場合は、量と時間を意識する
・子供に初めて食べさせるときは少量から、平日の午前中に試す
・保存状態の良くないものは避け、購入後は表示に従って保存する

よくある質問

Q. 数の子は1日何個までなら安心?

A. 明確な個数の基準はありませんが、数切れ〜片手に収まる程度を目安に、塩分・プリン体の摂りすぎに気をつけましょう。

Q. 数の子アレルギーは鶏卵アレルギーと関係ある?

A. 直接の関係はありません。魚卵アレルギーと鶏卵アレルギーは原因となるタンパク質が異なるため、別のアレルギーとして考える必要があります。

Q. 妊娠中・授乳中に数の子を食べても平気?

A. 適量であれば問題ないとされていますが、塩分やプリン体が気になる方は量を控えめにし、心配な場合はかかりつけ医に相談してください。

まとめ

数の子は適量を守れば、栄養面でもメリットのある食材です。塩分とプリン体の摂りすぎに気をつけつつ、アレルギーの症状が出た場合は自己判断で様子を見続けず、必要に応じて医療機関や園・学校に相談しながら、安全に楽しみましょう。