お正月にはおせちを食べます。
年始の楽しみの一つではないでしょうか。
数の子は、中に入っている卵の数から、子孫繁栄を願うものであるとされています。
私も小さい頃は特に数の子が好きでよく食べていました。
ところで、数の子は食べ過ぎると、アレルギー症状を発症したり、ノロウイルスに感染してしまう危険性があることをあなたは御存知でしょうか。
私は幸いにもそういった疾患にかかるまで、食べまくった事はありませんが注意が必要となります。
数の子を食べ過ぎるとどうなる!?大丈夫!?
数の子にはDHAが多く含まれています。
魚介類に多く含まれていることで有名ですが、これは脂肪の分解を促進する酵素「リパーゼ」と結びつき働きを強くしてくれますので、ダイエット効果が高いことがわかっています。
しかし、数の子はニシンの卵を塩漬けにしたもので、塩分の多量摂取が心配されます。
塩分の摂取量が多くなると高血圧に繋がり、様々な病気と繋がる恐れがあります
なので、食べ過ぎには注意しましょう。
正月と言えばお酒でお祝いする方も多いですが、数の子にはビールと同様にプリン体も含まれております。
それぞれ単体では、ある程度摂取しても大丈夫ですが、数の子はビールのあてに合いますよね(^^;
両方を一気に摂りすぎると、プリン体を多量摂取することになり痛風に繋がります。
どっちにしろ度を超えた摂取は控えたほうが良さそうです。
数の子にはアレルギーの心配もあるの?
数の子にもアレルギーはあります。
いくらやたらこ等、魚卵のアレルギーとして、発症することがよくあります。
ただし、魚卵は鶏卵とは構造が違いますので、たまごアレルギーだからといって魚卵アレルギーも発症するということはあまりありません。
アレルギーは人によって千差万別なので、一度、血液検査を受診して、自分がどんなアレルギーを持っているのか理解しておくと良いでしょう。
魚卵アレルギーの方は、数の子はもちろん子持ちシシャモなどでも症状が起きます。
そういったものを食べて今までに何も起きていないのであれば、問題はないでしょう。
数の子にはノロウィルスの恐怖もある!?
ノロウイルスは年間を通して感染する恐れがありますが、冬場は特に感染の確立が上がります。
また、ノロウイルスは数年おきに新型へ進化するウイルスです。
一度感染したからといって、その抗体が新型のノロウイルスに通用することはありません。
なのでおせちに限らずノロウイルスには常に注意する必要があります。
さて、ノロウイルスの感染経路ですが主にふたつあります。
- ノロウイルス感染者が食品を扱って汚染させる
- ノロウイルスに汚染されたナマの二枚貝
こうしてノロウイルスに汚染されたものを口に運ぶと、ノロウイルス感染となるのです。
二枚貝は大量の海水を飲み込みますので、そこで一緒にノロウイルスも体内に取り込み、ウイルスが凝縮されていくものとされています。
数の子は食品製造の段階で、ノロウイルス感染者が扱っている場合、ウイルスが付着している恐れがあります。
冬場はノロウイルスの感染者が多いことと、数の子はおせちを販売する時期であること。
この点を考えると数の子からノロウイルスに感染する可能性は、十分にあり得るといえるでしょう。
対策としては、なるべく国内製造の数の子を買うことでしょう。
国内の工場は品質管理が厳しく、清潔な環境で製造されており、海外生産のものより信頼性があります。
かずのことアレルギー・ノロウィルスについてまとめ
冬の大イベントであるお正月。
中でもおせち料理の数の子はその味から、大人も子どもも大好きな料理の一つです。
適量を守れば健康にもいい数の子ですが、その反面、多量摂取による健康被害も忘れてはいけません。
さらに、時期が時期ですので、ノロウイルスに汚染している可能性もあります。
数の子に限らずなるべく、ナマモノは国内生産の安全なものを選びたいですね