子育て

夏休み読書 中学生の読書感想文にぴったりスポーツ・恋愛小説まとめ!!

宿題のなかでも、特に気が乗らないものは読書感想文だった…という人多いですよね。

まずは本を読まないことには始まりません。

どの本を読んだらいいの?って悩みます。

そんな悩みを持っている中学生のお子さんにアドバイスしてあげられたら…

という気持ちで何冊か中学生向きの本をご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

夏休みの読書 中学生にオススメの本


読んで楽しい本を選ぶことが一番ですね。

自分の好きなことをテーマにした本もいいし

知らない世界を読むのもいい。

少し話を教えてもらったり、オススメの本を紹介されると

読んでみようかなという気になりますね。

この間まで放送されていたファンタジー小説はどうでしょうか。

「精霊の守り人」上橋菜穂子

女用心棒バルサが新ヨゴ国の皇太子チャグムを守るため、身体を張って戦う物語。

展開がスピーディで登場人物のキャラクターも明確。

夢中になって読んだことを思い出します。

小学生くらいから読めるので、あまり本が好きでなくても読みやすいかもしれません。

ドラマを見ていたならイメージもわきやすいので、感想文も書きやすいですね。

これは「守り人」シリーズといって何作かあるので

続きが気になって、読んでくれるのも期待できるかも。

読み進める内に、中学生ならバルサとタンダとの

お互いを思いやる愛情にも心を寄せてくれそうです。

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「風の中のマリア」百田尚樹

スズメバチの中でも最強のハンター、それがマリア。

産まれてくる妹たちのために、ひたすら狩りを続ける働きバチ。

スズメバチの一生が擬人化された中でしっかり描かれて

巣を守るという使命に生きるその生きざまが非常に興味深い小説です。

人間から見たら、怖いスズメバチにもこんな一生のドラマがあるんだと驚きます。

少し長いですが、本好きの子なら意外性もあっておもしろいはず。

大人が読んでも楽しめるので

親子で良かった場面などを言いあうのも感想文にはプラスかもしれませんよ。

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中学生読書感想文向けスポーツ系


スポーツ系は爽やかで読みやすいものが多いです。

まずは 中学の水泳部を取り上げた一冊。

「快晴フライング」 古内一絵

主人公は水泳部の代表選手、龍一。

友人でもあるタケルはみんなから信頼されるキャプテン。

ところが彼は事故死してしまい、水泳部は退部する生徒が続出。

龍一はやる気のない顧問に廃部を言われ、

「水泳部を再建して、メドレーリレーで優勝する!」とタンカを切ってしまいます。

けれど、残っている部員は息継ぎもできないようなダメダメ部員ばかり。

あきらめかけた時、まるで人魚のように泳ぐ美少女エリカさまが現れる…

龍一はおよそキャプテンには向かないような自分勝手なところもあるけど

部を存続させようと動く中でだんだん成長していきます。

謎の美少女エリカさまはとても深い問題を抱えていて

彼女が自分の殻を破って、生き生きとしてくる様子はとても素敵です。

メドレーリレーで競い合う場面はドキドキしながら読みました。

二人以外にも登場人物がそれぞれに個性的でおもしろいと思います。

私が特に気に入っているのは、敦子がタケルへの喪章を外す場面。

切なかったけど敦子は強く前を向いていけそうです。

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「武士道シックスティーン」誉田哲也

2冊目は剣道に打ち込む女子を描いた作品

中学から剣道を始めた早苗は楽しさを求め「勝敗」にこだわらない性格。

一方、3歳から剣道を始めた香織は剣道エリート。

二人は中学最後の試合で戦い、早苗が勝つ。そして高校で同じ剣道部に。

全く価値観の違う二人が剣道を通してつながっていく…という物語。

女の子なら早苗と香織のどちらが自分に似ているかとか

自分の友達ならどうするかとか、いろいろ考えて読むのも楽しいかな。

スポーツにどう向き合うか、

続けているスポーツがあったら勝敗と楽しむということは、一度は考えるものです。

そういう意味でも登場人物二人に共感や反発やしながら読めるかなと思います。

そして最後は「やっぱり好きって気持ちが大切!」と思わせてくれる小説です。

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中学生読書感想文向け恋愛小説

「秒速5センチメートル」新海誠

映画「君の名は」を見た人はたくさんいるでしょうから、

その作者の小説というだけでもとっつきやすいかも。

アニメーション映画を小説にしたものなのでページ数も多すぎず読みやすいです。

「桜の花びらが落ちるスピードだよ。秒速5センチメートル。」と

主人公貴樹に教えてくれた明里。

二人の初恋から始まり、記憶から思い出となるさまを

主人公が小学生から中学・高校、社会人と成長する3話で書かれています。

初恋の人を思いながら、共感したり、ドキドキしたり、

桜の花吹雪を連想するのもきれいですね。

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「幸福な食卓」瀬尾まい子

タイトルとはおおよそ違う複雑な家族。

父さんをやめると宣言する父親、家を出ていく母、秀才なのに大学へは行かない兄。

そして、主人公の佐和子を支えてくれる同級生の彼。

柔らかい文章でつづられた家族の物語のなかに

佐和子と彼とのやり取りが微笑ましくて素敵です。

誰もがみんな悩みを持ちながらも優しくて、人との出会いは大切だなと

気づかせてくれるようなお話。

でも最後は涙を誘う展開が…。

「気がつかないところでいろいろ守られている。」というセリフにハッとさせられます。

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夏の読書におススメな本について


中学生になると本を読む時間がなくなるとよく聞きますが

「これ、おもしろかった!」と思う本に出会ったら

また楽しく読めるのではないかなぁ~

わたしも子どもたちが中学生の時には

自分が読んだ本をリビングに置いてすすめたり

「あそこの場面、良いよね。」と感想を言い合ったりしました。

親子でぜひ、そんな時間を持ってみてはどうでしょうか。

たくさんの本との出会いがありますように。