多くの女性の方は、妊娠の有無に関わらず、冷えの悩みをもっているのではないでしょうか?
特に、妊娠してから、今まで以上に手足の冷えを感じている方も多くいらっしゃると思います。
実際、筆者も妊娠前から、秋ごろから冬にかけて、冷えに悩まされました。
なかなか解決方法を見いだせないまま、その都度、暖をとるのに、温かい飲み物ばかり摂取していました。
今日は、冷えに悩んでいる、妊婦さんに向けた、
冷えの改善方法について、ご紹介します。
妊娠中って手足が冷えるものなの!?
ずばり、妊娠中は手足が冷えやすくなります。
なぜ冷えやすくなるのか、というと、主な原因は、4つあります。
1. ストレスと自律神経の乱れ(女性ホルモンの乱れ)
2. 血行不良
3. 運動不足
4. 環境と体温調節
通常時と違い、妊娠を維持させるためには、女性ホルモンバランスが変化しています。
このホルモンバランスが崩れることによって、自律神経(人間が生きていく上で、欠かせない働きを担っています)に乱れが生じます。
つわりや妊娠初期の不安定な時期であれば、思ったように体を動かすことも難しくなってしまいますよね。
カラダをあまり動かさないことで血液の循環が悪くなってしまい、結果として、身体自体に冷えを感じてしまうのです。
中でも手足は、心臓から遠い場所にあるため、普段よりも冷えやすくなっています。
また、妊娠をすると、初期の頃から中期にかけて、高温期が続くため、暑いと感じることが多くなります。
そのため、無意識に薄着になってしまい、身体自体が暑く感じていても、気づかないうちに、手足が冷えてしまっていた、ということになってしまいます。
妊婦の冷え改善法をご紹介!
冷えを改善する方法として、昔からよく言われていることがあります。
身体の中で、『首』とつく部位を、冷やさないようにすることが大切です。
『首』を暖めよう!
これからの時期であれば、首を温めるのに、タートルネックの着用や、ストールを巻く、など、いつもの服装に工夫をするのも一つです。
すでに、ご存知かもしれませんが、『首』とつく部位には、大きな血管が通っています。
ここを冷やしてしまうと、血流が悪くなってしまうため、なるべく、『首』がつく部位は温めるようにしておきましょう。
根本的に冷えを改善するには
もっと根本的に改善したい場合には、多少時間はかかりますが、食事や入浴、運動などの生活習慣を見直してみることをおすすめします。
食事であれば、今までパン食だった方は、米食に変えてみる。
身体を冷やす生野菜ではなく、温野菜にする。
など、ちょっとしたことから、始めてみてはいかがでしょうか。
つい、忙しくて避けがちなお風呂も、シャワーよりずっと体が温まります。
シャワーだけでは、表面しか温まらず、身体の芯まで、温まることはできません。
身体を温める、おすすめの入浴方法は、少しぬるめのお湯にゆっくり浸かることが大切です。
また、運動も、身体を温めるのには、大事な要素の一つです。
身体を温めるには、ある程度の筋肉が必要となります。
筋肉をつければ、エネルギー消費量が増えるため、身体の体温も上がると言われています。
もちろん、妊娠中のハードトレーニングは禁物ですが、ある程度の筋肉をつけておくことは、出産のときにも役立ちますし、過剰な体重増加も防いでくれます。
妊娠中は温泉も効果あり!?入り方と注意点まとめ
以前までは、温泉施設に行くと、温泉禁忌症の一つに、『妊娠』も含まれていました。
最近ではこういった温泉施設は少なくなりつつあることをご存知でしょうか?
温泉にはストレス解消や冷え性解消の効果があるのも事実です。
温泉に行く際には、次のリスクに注意した上で、楽しんでくださいね。
・転倒
・のぼせ
・雑菌をはじめとしたトラブル
お腹が大きくなってくると、体の重心が変わり、思ったようにバランスを取るのが難しくなります。
温泉は床が濡れていることが多いので、滑らないように気をつけてくださいね。
また、妊娠していると、血流が増えるので、のぼせやすくなっています。
長時間入ることや高温のお風呂や水風呂は避け、10分程度で切り上げるようにすると、安全です。
上がってからは、水分補給や湯冷めには注意が必要です。
それから、温泉は不特定多数の方が利用します。
妊娠中は、免疫力が低下しているので、共用の椅子などを使う時は、使う前にシャワーで流してから使うなど、配慮が必要です。
妊娠中の冷え対策まとめ
妊娠中は、何かとトラブルがつきものです。
ちょっとした工夫をすることで、妊娠中のトラブルを減らせたり、改善できることがほかにもあります。
これからますます寒くなりますが、お母さんも赤ちゃんも、快適に過ごせるようにしたいものですね。