汁物や酒蒸しやパスタと、和食にも洋食にも活躍してくれるあさり。
お出かけ先として潮干狩りを楽しんで、自分で取ったあさりを美味しく食べたいですよね。
潮干狩りは、やってみると時間を忘れるほど楽しいですし、持ち帰った貝を食べるのも楽しみ。
ですが、その持ち帰ったあさりに注意することがあるんです!!
あさりを食べてはいけない時期があるって知ってますか??
今回は安全に食べるまで楽しめるよう、潮干狩りで一番とれる、あさりについてまとめました!
今からの行楽に役立ててみて下さいね。
潮干狩りはなぜ春から?
春に一番潮が引き潮干狩りがやりやすいというのが一番の理由です。
さらにアサリが丸々と太って美味しい季節でもあるからです。
春ですと、昼過ぎから夕方にかけ約3~4時間程潮干狩りを楽しめます。
この季節だと気温も水温も高めで、海辺での遊びにぴったりですよ。
ですが、春といっても昼間に潮が引かない日もあるので注意してください。
ネットなどで調べられますので、あらかじめ潮が引く日を調べてから行きましょう。
秋も干満の差は大きいので潮の引きが大きいのですが、
必ず潮の引く時間が真夜中の時間帯なので、潮干狩りには向いてません。
それに気温と水温が低いので、寒くて潮干狩りどころではないですね。
あさりを食べてはいけない時期がある!?
貝類が毒のあるものを食べてその貝自体も毒になってしまう事があるのですが、
それを「貝毒」と言います。
貝毒は2月~8月に発生するのですが、
4月~5月頃にとくに多く発生します。
しかし、困ったことにちょうど潮干狩りの時期とかぶるんです。
ではどう気を付ければいいのか。
この時期に貝毒の発生の可能性が出てくると、
マスコミなどを通じて世の中に発表されるようになっています。
貝そのものについてもそれぞれの海域で
「貝毒量検査」を実施し、
基準値を超えた貝毒が見つかった場合発表されるしくみです。
潮干狩りに行くときにはその海周辺の漁協に問い合わせたり、
またテレビや新聞などからの情報を確認し安全に楽しんでくださいね。
潮干狩り その日に食べるのがよい??
できることならその日に砂抜き、塩抜きして食べたほうが一番おいしく食べれるでしょう。
でも、正しい方法をすれば日持ちもしますしおいしく食べられますよ。
ここでは正しいあさりの保存方法などをご紹介しますね。
あさりの砂抜きと塩抜き
まず塩抜き、砂抜きをするのですが、
必ずアサリが生きている間に砂抜きと塩抜きを行ってください。
もしも、すぐに砂抜きできないのであれば、
濡れた新聞紙にくるみ、冷蔵庫に入れておきましょう。
1、2日は持ってくれます。
先に「砂抜き」を行います。
・海水と同じ塩分濃度の塩水(3%)を作る
・あさりが少し出るくらいに塩水を入れる
・新聞紙などでふたをする
・最低1時間程度室温でおいておく
くれぐれも海水につけっぱなしはやめておいてください。
海水や作った塩水に浸けっぱなしだと、あさりは窒息死してしまうんです。
そして「塩抜き」ですが、塩水から出してまた室温に1時間ほど置いておくだけです。
水を吐くので、新聞紙を敷くなどしておくといいですよ、
砂抜き塩抜きをすませたら、何日ぐらいで食べるかによって冷蔵保存と冷凍保存の2つの保存法を使い分けるといいでしょう。
あさりの冷蔵保存の方法
砂抜きを含めて、取ってきた日から3日後くらいまでに食べるのなら、濡れた新聞紙に包んで冷蔵庫で保存しておいてください。
ただし、あさりはそのあいだ何も食べられない状況なので、
日を置くほどに身が痩せておいしくなくなってしまうので注意です。
2、3日で食べるのが理想的ですよ。
あさりの冷凍保存の方法
貝殻のままビニール袋やジップロックなどのパックにいれ、冷凍保存します。
冷凍してもうまみ成分が増えるという研究の結果もあるので、十分美味しく食べれますよ。
潮干狩りのあさりは何日もつのか
冷蔵保存と冷凍保存で持つ期間は変わります。
冷蔵保存→とってきた日から3日
冷凍保存→凍らせてから1か月
これを目安に食べきるのをおすすめします。
うまく保存できてもアサリは弱るうえに、冷蔵していても死んだあさりは腐ります。
早く消費する予定の場合だけ、冷蔵保存がおすすめです。
その日に食べなくても、こういった正しい方法をとれば大丈夫なんですよ。
春の潮干狩りとあさりについてまとめ
いかがでしたか?とりに行くまでの準備はもちろんですが、
持ち帰った後の注意点も今回知ってもらえたかと思います。
楽しい潮干狩りの思い出になるよう、ぜひ参考にしてくださいね!