和式を除く、日本にある洋式トイレには、ほとんどに蓋がありますよね。
でもなぜ蓋が必要なのか、みなさんは考えたことはありますか?
簡単に思いつくとすれば、臭いを軽減する、とかそういったところでしょうか?
実はトイレの蓋には、臭いを軽減する以外にも、意外な歴史やマナー、風水が関係しています。
今日は改めてトイレの蓋について考えてみましょう。
トイレの蓋の必要性ってなに?
トイレの蓋があるのには、ちゃんとした意味があります。
1.ウイルスや菌の拡散を防ぐ
2.小さな子どもの安全管理
3.落下物が落ちることを防ぐ
4.節電や騒音防止
主なトイレの蓋の必要性はこの4つになります。
1.ウイルスや菌の拡散を防ぐ
トイレを流した時の水の勢いで、ウイルスや菌が拡散する。
最近、このようなコメントが記載されたポスターを公共施設の個室トイレの扉などで見かけることもあるので、すでに知っている方も多いと思います。
実際の研究によれば、水を流すことで、2mも菌が舞い上がってしまう、ということもわかっているようです。
これからの時期は、お腹からくる風邪も流行ってくるので、是非とも、使用後はトイレの蓋を閉めてから、流すようにしたいものですね。
2.小さな子どもの安全管理
小さい子どもは、大人と違い、頭が重いため、大丈夫だと思っていても、何の気なしに、便座を覗き込んだ拍子に体勢を崩し、誤って頭から落ちてしまう、という事故もあります。
それ以外にも、おもちゃを落としてしまう、などもあります。
トイレトレーニング中のお子さんがいらっしゃる方は、トイレの蓋は、使わない時に閉める、ということを、あわせて教えてあげてもいいかもしれませんね。
3.落下物が落ちることを防ぐ
これも2つ目と同様、子どもだけでなく大人にも言えることですね。
筆者もそうですが、よく携帯をパンツの後ろポケットに入れる癖があり、何度か、トイレに落としそうになったことがあります。
注意をしていても、このような事故はいつ起こってもおかしくないので、あらかじめ、できる対策は取っておきたいものです。
4.節電や騒音の防止
冬場に重宝する、便座の温め機能ですが、蓋を閉めることで、節約・節電につながります。
金額にすると、1年間で900円程の金額ですが、何年も蓄積すれば、大きな金額になりますよね。
騒音に関しては、自分の家だし、そんなの気にしたことない、という方もいるかも知れません。
これに関しては、特に改めて説明することもありませんが、閉めた方が流水音の軽減になります。
トイレの蓋を閉めるマナーとは
トイレの蓋を閉めるか、そのままにしておくのか、気になりますよね。
日本では、衛生面や節電の観点から、『トイレの蓋は閉める』というのが、一般的とされているようです。
ですが、欧米では、お風呂とトイレが一緒になったものが多いため、日本のように、用を足すだけの場所ではなく、身づくろいをする場所でもあります。
そのときに、トイレの蓋を閉めて座り、化粧や靴ひもを結ぶなど、身なりを整えるために使われているため、欧米諸国に旅行などで出かけた際には、閉めることを心がけた方がよさそうです。
トイレの蓋の風水 金運でお金持ちに!?
以前、『トイレの神様』なんて歌がありましたが、やはり、トイレは風水(金運)にも影響しています。
よくトイレをキレイにしている人は、お金が貯まる、などと耳にしますが、これには、ちゃんとした理由があるようです。
金運アップは誰もが願っていることだと思うので、キレイにすれば、気分もいいですし、そのうえ、金運アップともなれば、試してみる価値はありそうですね。
まとめ:トイレのフタの必要性について
今まで特に意識されてこなかった、トイレの蓋には、いろんな意味があります。
現代においては、トイレの蓋があってもなくても特に問題ないのかもしれませんが、
これをきっかけにトイレの蓋の意味について、考えなおしてみるのもいいかもしれませんね。