みなさん車での貧乏旅していますか?
私もよく旅をしますが大抵は貧乏旅です。
車で旅をするときは、サービスエリアや道の駅で
仮眠を取ることが多いです。
いわゆる「車中泊」ですね!
そこで心配になるのは「一酸化炭素中毒」です。
車中泊に潜む危険とは…?
それでは早速見ていきましょう!
車中泊 冬には一酸化炭素中毒の危険性が!?
私もよく車中泊をしますが、一酸化炭素中毒の恐れがあるのでエンジンは完全に切って過ごしています。
私の行動範囲は暖かい西日本の暖かい地域ということもあり、死ぬほど寒い、ということはありませんので。
使うとすれば、緊急時くらいですが換気は必ず行うようにしています。
ですが、北海道や東北の方など、寒い地域での車中泊はそうも言ってられません。
車中泊でのエアコンは気をつけよう
冬場の車中泊は寒いので、暖を確保できないと凍死の恐れがあります。
なのでエアコンを入れて暖かくすることも、手段の一つとして有効でしょう。
しかし、雪の日は絶対にエンジンを掛けたまま過ごしてはいけません。
排ガスを排出するマフラーが積雪によって塞がれて、排ガスが車内に逆流すると車内にこもって危険です。
排ガスには一酸化炭素が含まれているので、マフラーが塞がれると大量の一酸化炭素が車内に充満します。
車はたいへん気密性の高い乗り物です。
なので、排ガスは車外に出たくても出られない状態なのです。
排ガスはなぜ危険?
血液の成分には、「ヘモグロビン」と呼ばれる成分が含まれています。
酸素を身体中に行き渡らせる役割を持っています。
理科や体育の授業で学習した方も多いのでは?
そのヘモグロビンは、特に一酸化炭素と強く結びつきます。
どのくらいかと言いますと…
「酸素の300倍」です。
なので、一酸化炭素を取り込むと、酸素を取り込めずに酸欠状態となるのです。
これは呼吸を駐めている状態と変わりませんので、後遺症や、最悪、死に至る場合が有るのです。
一酸化炭素中毒による後遺症の例ですが知能の低下や記憶障害などが挙げられます。
これが、車中泊で一酸化炭素中毒に関する死亡事故が発生するメカニズムなのです。
車中泊でのエアコン利用 こんなデメリットも
走行せずにエアコンを使うという点においては、エンジンへの負担を考えるとあまり良くはないです。
エンジンの寿命にも関わっている、ということも理解しておきましょう。
また、燃費についてもデメリットがあります。
ガソリンの消費量に関してですが、だいたい1時間で1リットルくらいと言われています。
一晩過ごすとなると、ガソリン代だけでかなりの金額になりますよね?
車中泊を冬にするときの対策とは!?
先述の通り、冬場の車中泊は得られるもの(暖かさ)の割に、リスクが大きすぎることがわかったかと思います。
冬場の車中泊では、エンジンを切ることを前提に
プランを組んだほうが賢明だと思います。
「でも、凍死したら意味ないじゃないか!」
と思われている皆さん。
それも正解です。
なので、私がオススメする方法は、「寝袋を用意して暖を取る」ことです。
寝袋ですと一酸化炭素を発生させないし、暖かく安全なのでなるべく用意したほうが良いと思います。
アウトドアメーカーでは、-10度まで耐えられるような寝袋が販売されています。
マイナス10度であれば、国内の多くの場所で乗り切れますよね!
他にも、使い捨てカイロ(ホッカイロ等)で指先などを温めるのも効果的です。
また、マスクをつけることで、顔周りの寒さを軽減できますし、喉の乾燥対策としても必要不可欠です。
車中泊にはこんな危険性も!!
また車中泊には、「車両火災」という危険も伴います。
寝ていると、無意識のうちに足でアクセルペダルを踏んでしまい、エンジンが高速回転を続けるといった状態が起きてしまう場合があります。
この状態が数分も続くとエンジンの冷却が追いつかなくなり、発火、火災へと繋がるのです。
同様に草木の上に駐車しているとエンジンやマフラーの熱で火災が発生すると言った事故もよくあるそうです。
このようなリスクもありますので、駐車する場所の状況をよく確認するようにしましょうね。
車中泊を冬にするときの注意点まとめ
いかがでしたか?
車中泊は最近すこしブームになりつつあります。
その背景にある自由を求める若者の姿が浮かばずにはいられません。
しかし、楽しい車中泊ですが、事故で命を失っては話になりません!
今回紹介した事故のほかにも、エコノミークラス症候群や車上荒らしの危険もありますので
エンジンを掛けなくても快適に過ごせる装備を整えて、犯罪に巻き込まれないように安全な場所で一夜を過ごしましょう。
自己管理には特に気をつけて、安心な車中泊ライフをお楽しみください!