浴室乾燥機の調子が悪くなってきた、あるいはそもそも浴室乾燥機がついていない、という方もいるのではないでしょうか。

浴室乾燥機を導入する方法には「交換」と「後付け」の2種類があり、費用も工事時間も大きく異なります。この記事では、それぞれの費用相場と工事時間、賃貸での可否までまとめました。

浴室乾燥機の「交換」と「後付け」、何が違う?

交換は、既存の浴室乾燥機を同じ場所・同じ穴を使って入れ替える工事です。一方、後付けは、浴室乾燥機がない浴室に新しく穴を開けて設置する工事を指します。

「既存の穴を使えるかどうか」が、費用・工事時間の両方を分ける最大のポイントです。すでに浴室乾燥機がある家は交換、これから初めて設置する家は後付け、という考え方で読み進めてみてください。

そもそも浴室乾燥機に費用をかける価値があるのか迷っている方は、「浴室乾燥機にもデメリットあり!!【洗濯乾燥との違いと裏ワザ紹介】」も参考にしてみてください。

交換にかかる費用相場

交換の費用相場は、タイプによって4.7万円〜20万円程度と幅があります。目安として最も選ばれることが多い天井埋込の電気式であれば4.8〜16万円程度になることが多いです。

タイプ 費用の目安
天井埋込・電気式 4.8〜16万円
ガス式 9.8〜20万円
壁掛け型 4.7〜14万円

ガス式は本体価格が高めですが、電気式より乾燥・暖房のパワーが強い傾向があります。交換の目安は、設置から10年前後とされています。異音や効きの悪さを感じ始めたら、10年という数字を一つの判断材料にしてみましょう。

後付けにかかる費用相場

後付けは本体代+工事費で5〜28万円程度、目安として15万円前後と考えておくとよいでしょう。交換より幅が広いのは、天井の構造や配管の距離によって工事の難易度が変わるためです。

工事費単体の目安は3〜3.8万円で、そこに天井の開口拡大や電気・ガスの配線工事費が加わります。

後付けが選ばれるケース

後付けを検討する家庭で多いのが、「洗濯物を室内干ししたいが、浴室に乾燥機がない」というケースです。共働きで洗濯物を干すタイミングが限られる家庭にとって、浴室乾燥機は時短の強い味方になります。後付け費用と、洗濯乾燥機を新たに購入する費用のどちらが自分の家に合うか比較したい方は、「洗濯乾燥機と浴室乾燥機を比較!痛まない時短ワザあり!」もあわせてチェックしてみてください。

工事にかかる時間の違い

交換(既存の穴を利用)は2〜3時間程度、後付け(新規に穴を開ける)は5〜6時間程度が目安です。既存の配線・配管をそのまま使える交換に対し、後付けは天井の開口や新規配線が必要になる分、時間がかかります。工事の日は、その時間帯お風呂が使えなくなる点も考慮してスケジュールを組んでおきましょう。

電気代の目安

電気代の目安は、乾燥運転が1時間あたり32〜46円、暖房運転が1時間あたり34〜40円程度です。毎日30分ずつ乾燥運転を使った場合、月あたり数百円〜千円程度の計算になります。電気代を抑えるための扉の開け閉めなど、日々の使い方のコツは「浴室乾燥はドアを閉める?正しい使い方とガラリの見分け方」で詳しく解説しています。

賃貸(集合住宅)で交換・後付けはできる?

賃貸にお住まいの場合、勝手に工事を進めることはできません。必ず事前に大家さんや管理会社への相談と、管理規約の確認が必要です。

交換であれば、設備の修繕として大家さん側で対応してくれるケースもあるため、まずは相談してみる価値があります。一方、後付けは新規の工事になるため、原状回復の条件なども含めて事前にしっかり確認しておきましょう。

賃貸でも、交渉次第で浴室乾燥機を使える環境が整うことは十分あります。実際に浴室乾燥機がある家庭で、共働きで夜遅くにお風呂・洗濯をする場合にどう使いこなしているかは、「浴室乾燥機はお風呂上りすぐ使いたいとき扉どうする?早く乾かすコツ」も参考になります。

業者に依頼する前に確認しておきたいこと

浴室乾燥機の設置には電気工事士の資格が必要なため、DIYでの取り付けはできません。必ず専門の業者に依頼しましょう。

見積もりを取る際は、次のポイントを確認しておくと安心です。

・交換なのか後付けなのか、工事内容が明確に説明されているか
・工事時間の見積もりが、既存穴利用か新規開口かに応じて妥当な範囲か
・工事保証やアフターサービスの有無
・追加費用が発生する条件(天井の構造上の問題など)が事前に説明されているか

複数の業者から見積もりを取り、内容を比較してから決めるのがおすすめです。

浴室乾燥機の使い方をもっと知りたい方へ

交換・後付けが終わったあとは、使い方次第で電気代や乾燥効率が変わってきます。以下の記事もあわせてチェックしてみてください。

まとめ

交換か後付けかで、費用も工事時間も判断基準が変わります。交換は既存の穴を使うため比較的短時間・低コスト、後付けは新規開口が必要な分、費用も時間もかかると考えておきましょう。賃貸の場合は必ず大家さんへの事前相談を、DIYでの取り付けはできない点も忘れずに、複数の業者から見積もりを取って検討してみてください。