滋賀県のイメージは何といっても「琵琶湖」
日本一の大きさです。近畿の水がめと言われています。
泳いだり、水上スポーツをしたり、夏には大にぎわい。
でもその割にあまり知られていないこともあります。
琵琶湖の謎って意外に地元の人もよくわかっていないし、観光客ならなおさらですよね。
あんなに大きな湖、どうやってできたの?とか
絶景スポット、琵琶湖の外来種など
クローズアップしてみました。
この記事を読めばちょっとだけ自慢できるかも??
琵琶湖について豆知識を深めてください!
琵琶湖はどうやってできた
琵琶湖の年齢はなんと!400万歳。とてもとても古い湖でしょ?
世界でも3番目に古い湖なんですよ。
約400万年前、今よりずっと南の三重県伊賀盆地の辺りにありました。
それから長い長い年月をかけて、地面が変動するに連れて北へ移動し
現在の大きさになったのは約30~40万年前と言われています。
琵琶湖誕生にまつわる話はたくさんあって、一夜にして出現したという伝説もあります。
淡路島って瀬戸内海にありますね?
あの淡路島と琵琶湖は同じような大きさと形をしています。
それは偶然ではなく、大きな隕石(いんせき)が落ちて
その衝撃で地球の反対側の琵琶湖にあった陸地が吹き飛んで
近くに落ち、それが淡路島だという伝説です。
草津市にある琵琶湖博物館では
琵琶湖の生い立ちや歴史などが説明されています。
琵琶湖に鳥居が水中にあるのなぜ?
「水中に鳥居が立っている」と聞くと
広島県の厳島神社を思い浮かべる人が多いと思います。
でも滋賀県の人は違うんです。別の鳥居を思い浮かべます。
湖西にある「白髭神社(しらひげ)」がまさにそう。
だから「近江の厳島」なんて呼ばれているのです。
琵琶湖の中に大きな鳥居がそびえたつ光景は
絶景パワースポットとしても人気が出てきました。
滋賀県北西部の高島市にあります。
1900年前に建てられた滋賀最古の神社。
「しらひげ」という名前からもわかるように長寿の神様がまつられ
縁結び・子授け・交通安全など人生の道案内の神として多くの参拝客があります。
この鳥居が水中にあるですが、とても意外です。
もともとは陸上にあったのですが、琵琶湖の水位があがったことにより、水に浸かったのだとか。
そんな琵琶湖の鳥居ですが、フォトジェニックにぴったり!!
朝陽で鳥居が輝く時間や(湖から朝日が昇ります)、
夕焼けに浮かぶ景色、月を背にした鳥居の雰囲気など
どの時間帯もフォトジェニック!
SNSでもたくさん上がっているので一度チェックしてみてください。
わたしも携帯の待ち受けに白髭神社の夕日を使っていたことがあります。
琵琶湖に外来種はなぜ多い!?
琵琶湖にはたくさんの釣り人が訪れます。
1980年代から琵琶湖の在来魚はどんどん減少し、
その原因の一つが外来種の影響です。
外来種と言えばブラックバスが有名ですが
みなさんもびっくりするような外来種が発見されているんです。
大型ナマズのレッドテールキャット(体長120cm)
本来はアマゾンにいる魚。
アリゲーターガーという2mあるアメリカ原産の魚などなど。
魚だけではありません。
水草も琵琶湖ではどんどん増加しています。
外来種とは、もともとその地域にいなかったのに
人間が持ち込んできたものです。
水草が増えた理由は観賞用や家畜のエサとして仕入れたものが琵琶湖に捨てられたからのようです。
ブラックバスなどの外来魚もそもそも食用として期待されて養殖が開始されたようです。
アマゾンなど海外の大型魚は飼えなくなって捨てられたとも考えられますね。
もともといた魚を食べてしまうから「悪者」ではなくて
人間の都合や知識不足で増えてしまったんですね。
外来種の問題はとても深刻で多くの人が何とかしようと活動しています。
釣った魚が外来種なら
湖に返さないでここにいれてねというBOXやいけすが各地にあります。
それから、外来魚を釣り上げて美味しく食べようというイベント。
ハンバーガーにして、みなさん、おいしそうに食べていました。
1日で釣れる数は少なくても
少しずつ外来種を減らすことにつながると良いですね。
釣りを楽しまれる方はそんなイベントに参加されるのも素敵です!
琵琶湖のこと知ってました??
琵琶湖は本当に大きくて「海」みたいです。
電車や道路から、眼下に広がる琵琶湖を見たら
「わぁ~」って気持ちが晴れ晴れするようなそんな不思議な魅力があります。
まだまだ知られていないこともたくさん。
「琵琶湖一周」を自転車やウォーキングで楽しまれている人も多いです。
琵琶湖についてちょっとでも知識が増えるお手伝いになったらうれしいです。
機会があったら、ぜひゆっくりと過ごしてください。