こたつに入ったら出られなくなる季節ですよね。でも夜、スマホで調べてみると「1時間2〜5円」「1時間18円」と記事ごとに数字がバラバラで、結局いくらなのか分からない。そんな状態ではないでしょうか。

この記事では、本体ラベルの定格W(ワット)を見て、時間と単価を掛けるだけで自分の家の分を出す方法をまとめます。

こたつの電気代は1時間でいくら?

こたつの電気代は、定格W÷1000×電気料金の単価(円/kWh)で1時間分の上限が出ます。ただしサーモスタットで通電が止まる時間があるため、実際の金額はこの計算より下がるのが一般的です。

単価は、2026年11月時点の目安として31円/kWhで計算します。あくまで目安なので、自分の単価への置き換え方は後ろの手順で説明します。

定格ごとの1時間の上限(31円/kWhで計算)

  • 300W:約9.3円
  • 500W:約15.5円
  • 600W:約18.6円

※ずっと通電し続けた場合の数字です。こたつの定格は機種で違うので、これは計算例です。

こたつの電気代が変わる要因

金額を左右するのは、定格W、使う時間、単価、そして強弱の設定や布団です。記事ごとの数字の違いも、この前提が揃っていないことが一因と考えられます。

定格Wと実際に使うWは違う

本体ラベルの定格は、いちばん電気を使うときの最大値です。サーモスタットが働くと通電が断続になるので、実際の消費電力は定格より下がるのが一般的です。

31円で計算すると定格300〜600Wは1時間9〜19円です。他の記事が2〜5円とする前提は、ここでは確認できていません。算術上は、通電が半分の時間なら上限の半分、単価が違えばその分だけ金額が動きます。下がり幅は機種・設定・室温・布団で変わるので、ここでは数字を決めません。

強と弱で金額はどう変わるか

強と弱で消費電力が分けて書かれている機種は、それぞれの定格Wを同じ式に入れるだけで差が出せます。確認するのは次の3点です。

  • 本体ラベルに強・弱それぞれのWが書かれているか
  • 書かれていなければ取扱説明書の仕様欄
  • それでも分からなければメーカーの商品ページ

たとえば強600W・弱300Wと表記された機種(仮の例)なら、4時間の上限は強が74.4円、弱が37.2円です。

こたつ布団と断熱で変わるもの

布団が熱を逃がしにくいほど、サーモスタットで切れる時間が増える方向に働きます。数字で言い切れる話ではありませんが、ヘタった布団を使い続けるなら一度見直す価値はあります。シーズン前の手入れはこたつ布団の洗い方が参考になります。

こたつの電気代を自分で出す手順

手順は4つです。数字を入れるだけなので、スマホの電卓でできます。

  1. 本体ラベルか取扱説明書で定格Wを確認する(強・弱がある機種はそれぞれ)
  2. 1日に使う時間を決める
  3. 単価を決める。目安は31円/kWh。自分の家の分は、請求書の請求額÷使用量(kWh)で平均単価を出せる
  4. 「W÷1000×時間×単価」に入れる

請求額には基本料金なども含まれるため、この逆算は平均単価としての目安です。

計算例(500W・4時間・31円/kWh)

500÷1000×4×31=約62円/日(上限の目安)

1か月の電気代と他の暖房との比較

比べるときは、同じ式・同じ単価・同じ時間に揃えないと意味がありません。

平日と休日で1か月を分けて出す

共働きで小さい子がいる家庭だと、平日は帰宅後から就寝までの数時間、休日は日中も入りっぱなし、と使い方が大きく変わります。平日と休日を分けて出すと、実態に近づきます。

計算例(500W・31円/kWh。平日22日・休日8日は仮定)

  • 平日:0.5kW×4時間×22日=44kWh
  • 休日:0.5kW×8時間×8日=32kWh
  • 合計:76kWh×31円=約2,356円(上限の目安)

実際はサーモスタットで、この金額より下がります。日数と時間は、自分の家の使い方に置き換えてください。

参考までに、同じ日数で300Wなら約1,414円、600Wなら約2,827円になります。定格Wが倍になれば金額も倍、という関係です。

ホットカーペット・エアコン・電気毛布と同じ式で並べる

ホットカーペットも電気毛布も、考え方は同じです。それぞれの定格Wを同じ式に入れて並べて初めて比べられます。

  • ホットカーペットは、サイズと設定ごとのW
  • 電気毛布は、本体表示のW
  • エアコンは、暖房時の消費電力

エアコンは外気温と部屋の広さで大きく変わるので、エアコン暖房の電気代の計算式で別に出してください。一人で足元だけ温めたいなら、定格Wの小さい機器を短時間使うのが手軽です。部屋全体を温めるなら、エアコンと合計で比べます。

つけっぱなしにする前の確認事項

電気代が気になって長時間つけるより、使う時間を決めて切るほうが、金額の面でも安全の面でも扱いやすくなります。

  • 就寝中・外出中に使えるかは、取扱説明書の記載で確認する
  • オフタイマーなど切り忘れ防止の機能があるか
  • 低温やけどの注意表示(同じ場所を長く温め続けないか)
  • 子どもやペットがこたつの中に入り込んだときの扱い
  • 布団や物がヒーター部分に触れていないか
  • 電源コードとコンセントに傷や熱がないか

こたつの電気代でよくある質問

弱にすると電気代はどれくらい安くなる?

弱の定格Wを式に入れて比べるのが確実です。機種ごとに差が違うため、安くなる割合は言い切れません。

こたつの消費電力はどこで確認できる?

本体ラベル、取扱説明書、メーカーの商品ページの3か所で確認できます。

こたつとホットカーペットはどちらが高い?

自分の機種の定格Wを同じ式に入れた結果で決まります。サイズや設定で変わるので、一律にどちらとは言えません。

こたつとエアコンを併用すると安くなる?

部屋の広さと設定温度で変わるので、エアコン側の電気代は別に計算し、こたつの分と足し算して確認します。

まとめ

こたつの電気代は、定格W÷1000×時間×単価で自分で出せます。記事ごとに数字が違うのは、前提のW・単価・時間が揃っていないことが一因と考えられます。

まず本体ラベルでWを確認して、平日と休日の2パターンで計算してみてください。つけっぱなしにする場合は、先に取扱説明書を開いておきましょう。