里芋の皮をむこうとしたら手がピリピリかゆくなったり、包丁がすべって思うようにむけなかったりして、うんざりしたことはありませんか?特に子どもと台所に立つときや、お歳暮で大量に届いたときは、なるべく手早く済ませたいですよね。

この記事では、里芋の皮を簡単にむくコツと、レンジ・茹でる・圧力鍋それぞれの加熱時間の目安を紹介します。共働きで平日忙しい家庭向けに、週末にまとめて下処理して冷凍しておく方法も解説します。

里芋の皮むきを簡単にする方法は?

里芋の皮を簡単にむくなら、生のまま剥かず、加熱してから皮をむくのが基本です。加熱すると皮と身の間にすき間ができ、包丁を使わなくても手や布巾でつるっと剥けるようになります。

ただし、里芋の数が多い場合や平日は調理に時間をかけられない家庭では、その日に加熱してすぐ剥くよりも、週末にまとめて下処理して冷凍しておく方法のほうが向いています。詳しい手順は後述します。

里芋の皮むきでやりがちなNG例とむきにくい原因

里芋の皮がむきにくい、むいた後に手がかゆくなる背景には、里芋特有の性質があります。

里芋のぬめりや皮の内側にはシュウ酸カルシウムの結晶が多く含まれており、これが肌に触れると針のように刺激してかゆみを引き起こすといわれています。生のまま素手で長時間触るほど、かゆみは出やすくなります。

  • 生のまま包丁で皮をむこうとして、ぬめりで滑って手を切りそうになる
  • 洗っただけですぐ皮をむき始め、ぬめりが残ったまま作業して余計にかゆくなる
  • 加熱しすぎて実が崩れ、皮と一緒に身まで削れてしまう
  • お歳暮などでもらった里芋を一度に全部生のまま処理しようとして、時間切れになる

加熱方法別、里芋の皮むき簡単手順

皮むきを簡単にする共通のコツは、加熱前のひと手間にあります。

  • 里芋を洗ったら水気を拭き取り、風通しの良い場所で30分〜1時間ほど置いてぬめりを落ち着かせる
  • 中央あたりに包丁で一周ぐるっと浅い切れ目を入れておく

この下処理をしてから、調理方法に合わせて加熱します。

レンジで加熱する場合

時間がないときに向いているのが電子レンジです。切れ目を入れた里芋をラップで包み、600Wで5〜6分程度を目安に加熱します。ワット数が違う場合は、500Wなら6〜7分程度、700Wなら4〜5分程度を目安に、様子を見ながら調整してください。

茹でる場合

まとめて何個も処理したいときは、鍋で茹でる方法が向いています。皮つきのまま里芋がかぶるくらいの水を入れ、15分程度を目安に茹でると、竹串がすっと通る柔らかさになります。

圧力鍋を使う場合

圧力鍋があれば、さらに時短できます。皮をむくことだけが目的なら加圧1〜2分程度、そのまま煮物などに使えるまで火を通したいなら加圧4分程度を目安にしてください。

冷凍した里芋を使う場合

すでに加熱・冷凍しておいた里芋なら、凍ったままレンジ(600Wで2〜3分程度)か、熱湯に10分程度くぐらせるだけで食べられる状態に戻ります。冷凍のまま1か月程度を目安に保存できるので、まとめて下処理しておく価値は大きいです。

共働き・子育て家庭向け、週末にまとめて下処理・冷凍する方法

平日は調理に時間をかけられない共働き家庭こそ、里芋は週末にまとめて下処理してしまうのがおすすめです。特にお歳暮などで一度に大量の里芋が届いたときは、その日のうちに全部使い切ろうとせず、次の手順で処理しておくと平日がぐっと楽になります。

  1. 届いたらすぐに泥を洗い流し、水気を拭き取って風通しの良い場所で乾かす
  2. まとめて茹でるか、レンジで加熱して皮をむく
  3. 使いやすい大きさに切り分け、小分けにして冷凍保存する
  4. 平日は凍ったまま煮物や汁物に加えるか、解凍してから調理する

子どもと一緒に台所に立つ場合は、加熱直後の里芋は熱いのでむく作業は大人が担当し、洗う・並べるといった工程を子どもに任せると安全です。かゆみが心配なときは、子どもにも薄手のゴム手袋をつけさせましょう。

皮むきで手がかゆくなるのを防ぐコツと対処法

里芋のかゆみは、作業前後の対策で大きく軽くできます。

  • 作業前に手に酢を塗っておく、またはゴム手袋を着用する
  • 作業中はぬめりが乾かないよう、こまめに水で流しながら作業する
  • 作業後にかゆみが出たら、すぐに流水でよく洗い流す
  • 洗っても治まらないときは、酢やレモン汁で軽く洗うと落ち着くといわれている

これらの方法を試してもかゆみが強く続く場合や、皮膚が赤く腫れてしまった場合は、自己判断で我慢せず皮膚科を受診してください。肌の弱さには個人差があるため、無理をしないことが一番の対処法です。

里芋の皮むきに関するよくある質問

Q. レンジで加熱すると里芋が黒く変色することがあるのはなぜ?
A. 里芋に含まれる成分が空気に触れて酸化すると黒っぽく変色することがあります。加熱後はできるだけ早く皮をむき、水にさらしておくと変色を抑えやすくなります。

Q. 圧力鍋がなくても簡単にむける?
A. 圧力鍋がなくても、レンジや鍋で茹でる方法で十分簡単にむけます。数が多いときや時短を優先したいときに圧力鍋が向いているだけで、必須の道具ではありません。

Q. 冷凍した里芋は生から調理するより味が落ちる?
A. 多少食感は変わりますが、煮物や汁物のように加熱調理する料理であれば気になりにくいです。生のまま冷凍するより、加熱してから冷凍したほうが食感の変化は少なくなります。

Q. 子どもと一緒に皮むきをしても安全?
A. 加熱直後の里芋は熱いため、皮をむく作業は大人が担当しましょう。洗う・並べるといった工程なら子どもと一緒に楽しめます。

まとめ

里芋の皮は、生のまま無理にむこうとせず加熱してからむくのが一番の近道です。迷ったら、洗い物が少なく手軽なレンジ加熱がおすすめですが、数が多いときは茹でる、時短したいときは圧力鍋が向いています。忙しい家庭ほど、週末にまとめて下処理して冷凍しておく習慣が平日を楽にしてくれます。