台風が近づくたびに、何を準備すればいいか毎回慌ててしまう——特に赤ちゃんや小さな子供がいる家庭では、大人だけの備えとは違うポイントがいくつもあります。

この記事では、台風が来る前にやっておくこと、乳幼児がいる家庭ならではの備蓄リスト、停電・断水になったときの対応、そして子供と台風の日をどう過ごすかまで、順番にまとめました。

台風が来る前にやっておくこと

ハザードマップと避難場所の確認

自宅の地域が土砂災害や洪水・氾濫の警戒レベルが高いエリアに該当するか、お住まいの自治体のハザードマップで事前に確認しておきましょう。避難場所や避難経路も、台風が来てから調べるのではなく、普段のうちに家族で確認しておくと安心です。

家の外回りの点検

植木鉢、自転車、物干し竿など、風で飛ばされやすい物は台風接近前日までに屋内へ移すか、しっかり固定しましょう。ベランダや庭に出しっぱなしのおもちゃも、この機会に片付けておくと安全です。側溝や排水口に落ち葉やゴミが詰まっていると、大雨のときに浸水しやすくなるため、台風シーズン前に掃除しておくのもおすすめです。

窓ガラス対策の正しい知識

窓に養生テープを貼る対策がよく知られていますが、養生テープはガラスの「飛散を軽減する」効果はあっても、「割れを防ぐ」効果はありません。雨戸やシャッターがあれば閉めておくのが最も確実な対策です。ない場合は、カーテンやレースカーテンを閉めておくだけでも、割れた際のガラスの飛散をある程度抑えられます。

乳幼児がいる家庭の備蓄リスト

液体ミルク・粉ミルクと水

停電や断水でお湯が使えない状況を考えると、常温でそのまま飲める液体ミルクを備蓄しておくと安心です。粉ミルクを使う場合は、調乳用の水(赤ちゃん用の軟水や、備蓄用の飲料水)もあわせて多めに用意しておきましょう。

おむつ・おしりふきは1週間分を目安に

おむつとおしりふきは、普段の使用量から逆算して1週間分程度をストックしておくのが目安です。断水すると、いつも通りお尻を洗って対応することが難しくなるため、おしりふきの備蓄は特に重要です。

レトルト離乳食は月齢に合ったものを

離乳食期の子供がいる場合は、普段食べ慣れている月齢別のレトルト離乳食を、最低でも3日分は備蓄しておきましょう。初めて食べる商品だとアレルギー反応が出た際の判断が難しくなるため、日頃から食べ慣れているものを選ぶのがポイントです。

抱っこ紐と防災リュックの組み合わせ

避難時に子供を抱っこしたまま両手で荷物を持つのは大変です。抱っこ紐で子供を抱えながらでも背負える防災リュックを用意しておくと、いざというときにスムーズに避難できます。

停電・断水への備え

カセットコンロの安全な使い方

カセットコンロを室内で使う際は、一酸化炭素中毒のリスクがあるため、必ず換気をしながら使用してください。密閉した部屋での長時間使用は避け、窓を少し開けるなどして空気の通り道を作りましょう。

冷蔵庫の食品管理

冷蔵庫は、停電から4時間程度でドアを開けなければ庫内の低温をある程度保てますが、それを超えて長時間停電が続く場合は、生鮮食品の傷みに注意が必要です。保冷剤や凍らせたペットボトルを冷蔵室に入れておくと、停電時の温度上昇を多少遅らせられます。

台風の日、子供とどう過ごす?

怖がる子への声かけの工夫

雨風の音に怖がる子供には、「大きな音がするけど、おうちの中にいれば大丈夫だよ」と落ち着いた声で伝えてあげることが安心につながります。一緒に窓から離れた部屋で過ごし、絵本やおもちゃで気を紛らわせてあげるのもおすすめです。

休校・登園自粛になったときの対応

台風接近にともなう休校や登園自粛は、前日や当日早朝に決まることが多く、共働き家庭ほど事前に「休校になった場合、どちらが対応するか」を家族内で決めておくと慌てずに済みます。在宅勤務に切り替えられるか、職場の休暇制度を事前に確認しておくと安心です。

台風対策に関するよくある質問

Q. 備蓄はどのくらいの量を目安にすればいい?
A. 一般的には3日分、大きな災害が想定される地域では1週間分が目安とされています。おむつやミルクなど乳幼児用品は、消費ペースが速いため多めに用意しておくと安心です。

Q. お風呂の水を溜めておくのは断水対策になる?
A. 生活用水(トイレを流す、体を拭くなど)として活用できます。ただし小さな子供がいる家庭では、溜めた浴槽への転落事故に注意してください。

Q. 停電中、スマートフォンの充電はどうすればいい?
A. モバイルバッテリーを事前にフル充電しておくのが基本です。車のシガーソケットから充電できる充電器を用意しておくのも一つの方法です。

まとめ:台風対策チェックリスト

  • ハザードマップ・避難場所を確認した
  • ベランダ・庭の飛ばされやすい物を片付けた
  • 窓の対策(雨戸・カーテンなど)をした
  • 液体ミルク・粉ミルク、水を備蓄した
  • おむつ・おしりふきを1週間分用意した
  • レトルト離乳食を3日分以上備蓄した
  • 防災リュックと抱っこ紐の組み合わせを確認した
  • モバイルバッテリーを充電した
  • 休校・登園自粛になった場合の対応を家族で決めた

台風対策は、特別なことをするというより、日頃の備えを少し早めに済ませておくことがすべてです。このチェックリストを参考に、台風が来る前の数日でできることから始めてみてください。