喪中はがきの返事は必要?寒中見舞いで返す場合の書き方と文例

年末が近づいたころ、ポストに喪中はがきが届くことがあります。「返事は出したほうがいいの?」「出すなら何て書けばいい?」と、手が止まってしまいますよね。
共働きだと年末はバタバタして、迷う時間は減らしたいですよね。
この記事では、返事が要る相手と要らない相手の分け方、寒中見舞いの出し方、相手別の文例、使ってはいけない言葉をまとめます。自分が喪中はがきを出す側の話は、別の記事にまとめています(記事の最後にリンクを載せています)。
喪中はがきの返事は必要?
喪中はがきへの返事は、必ず出さなければならないものではありません。ただし、故人や差出人と親しい場合や、お悔やみを伝えたい場合は、松の内が明けたころに寒中見舞いで返すのが一般的です。
年末に届いたはがきは、年内に慌てて返さなくて大丈夫です。時期や相手による違いは、次の判断の目安で確認してください。
返事をするか迷ったときの判断の目安
関係の近さで考えると、迷いにくくなります。あくまで一般的な目安なので、ご家庭やお付き合いの事情に合わせてください。
- 親族・親しい友人:寒中見舞いで返す(お悔やみと気遣いを一言添える)
- ふだん年賀状をやり取りする知人・ご近所:返さなくてもよい。お悔やみを伝えたいなら寒中見舞いで返す
- 会社・取引先:個人で返すか、会社として返すかは社内のルールを優先する
年明けに届いた場合も考え方は同じで、出すなら寒中見舞いにします。
迷ったら、一番無難なのは、お悔やみを一言添えた寒中見舞いです。出して失礼にあたりにくい形です。
寒中見舞いで返す手順と時期
はがきの選び方
寒中見舞いには、年賀はがきは使わないのが一般的とされています。通常はがきか、私製はがきを用意します。切手を貼る場合は、おめでたい柄を避ける人が多いようです。
出す時期は日付より考え方で決める
目安は松の内が明けてから、立春の前までです。松の内は1月7日までとする地域と、15日までとする地域があり、地域によって異なります。
立春は年によって2月3日か4日になるので、その年のカレンダーで確認しておくと安心です。立春を過ぎてしまったら、寒中見舞いではなく余寒見舞いとして出します。
- 12月のうちに、通常はがきを用意しておく
- 文面を決める(下の文例を使う)
- 松の内が明けてから投函する
- 立春を過ぎそうなら、余寒見舞いに切り替える
寒中見舞いの文例
文面の型は、どの相手でも同じです。喪中はがきを受け取った旨、お悔やみ、気遣い、ご自愛を願う一言の順に書きます。冒頭は「寒中お見舞い申し上げます」で始めます。
親戚・友人あて
寒中お見舞い申し上げます
ご服喪中とのこと、喪中はがきで知りました。〇〇様のご逝去を悼み、心よりお悔やみ申し上げます。
寒さの厳しい折、どうぞお体を大切にお過ごしください。
故人との間柄が分かる場合は、故人の名前や続柄を入れると気持ちが伝わりやすくなります。
目上・会社関係あて
寒中お見舞い申し上げます
ご服喪中と伺い、年頭のご挨拶を控えておりました。謹んでお悔やみ申し上げます。
厳寒の折、ご自愛のほどお祈り申し上げます。
取引先に出す場合は、社内の書式や慣例を先に確認しておくと安心です。
お悔やみだけ短く伝えたいとき
寒中お見舞い申し上げます
喪中はがきを拝見しました。心よりお悔やみ申し上げます。寒さが続きますので、お体を大切になさってください。
長い文章でなくても、お悔やみと気遣いの二つが入っていれば十分です。
返事に書いてはいけない言葉
喪中の相手には、お祝いの言葉は使いません。寒中見舞いの文面にも、次の言葉は入れないようにしましょう。
- おめでとうございます
- 新年、あけまして(おめでとう)などの新年を祝う言葉
- 賀正・迎春・寿などの賀詞
- ご多幸をお祈りするなど、お祝いの意味合いが強い言い回し
寒中見舞いは、お祝いではなく相手を気遣うための挨拶です。賀詞は入れず、お悔やみと気遣いの言葉だけで組み立てましょう。
喪中を知らず年賀状を出してしまったとき
喪中はがきが届く前に、相手へ年賀状を出してしまうことがあります。11月に年賀状の準備を始めていると、特に起こりやすいですよね。
その場合は、松の内が明けてから寒中見舞いで一言添えるのが一般的です。「喪中と存じ上げず、年始のご挨拶を差し上げてしまい失礼いたしました」と、お詫びの一文を入れます。
投函した年賀状は取り消せません。気づいた時点で、遅れても寒中見舞いで気持ちを伝えれば十分です。
忙しい年末に済ませておく準備
小さな子どもがいると、年末年始は予定が重なりがちです。寒中見舞いは、年内に準備だけ済ませておくと楽になります。
- 12月のうちに、通常はがきを必要な枚数だけ買っておく
- 文面を1つ決めて下書きしておく
- 年明けは、相手の名前と一言を差し替えて投函するだけにする
相手別に文面を変えるのは数カ所だけで済みます。仕事始めの前に、まとめて書いてしまうのがおすすめです。
よくある質問
喪中はがきの返事について、迷いやすい点をまとめました。
返事を出さなかったら、失礼になりますか?
喪中はがきは、年賀状を控えることをお知らせする挨拶で、返事を求めるものではありません。出さなくても失礼にあたりにくいので、無理に出さなくて大丈夫です。
寒中見舞いに写真やイラストを入れてもいいですか?
入れる場合は、落ち着いた雰囲気のものにします。にぎやかな図柄や、お祝いを思わせるものは避けたほうが無難です。
喪中の相手にお歳暮は贈ってもいいですか?
お歳暮はお祝いではなく感謝の贈り物なので、一般的には贈っても差し支えないとされています。ただし、のしの書き方や時期には配慮が要ります。詳しくはお歳暮のマナーは?時期・のし・喪中の判断を確認してください。
まとめ
喪中はがきの返事は、必須ではありません。親しい相手やお悔やみを伝えたい相手には、松の内明けから立春前までに寒中見舞いで返します。
迷ったら、関係の近さで決めましょう。年内にはがきと下書きだけ用意しておけば、年明けは投函するだけです。




