11月も近づくと、スーパーや百貨店でお歳暮のコーナーが目に入りますよね。仕事と育児で平日は動けないのに、実家や義実家、お世話になった人へ失礼のない形で贈りたい。そう思ってスマホで調べ始めた方も多いのではないでしょうか。

しかも、関東と関西で時期が違うと聞くと、余計に不安になります。

この記事では、お歳暮の時期、手渡しと配送の段取り、のし紙の選び方、お返し、喪中のときの考え方を順に整理します。多くの案内で見られる一般的な目安をもとにしているため(2026年10月時点)、百貨店や配送業者ごとの最新の案内も合わせて確認してください。

お歳暮はいつ贈る?関東と関西の時期

関東は12月初旬〜20日頃、関西は12月13日〜20日頃が贈る時期の目安とされています。ただし11月下旬から贈れる店もあります。25日以降は遅い印象を持たれやすいので、避けるのが無難です。

地域贈る時期の目安
関東12月初旬〜20日頃
関西12月13日〜20日頃(31日頃までとする案内もある)

相手と自分の地域が違って迷うときは、相手の地域の目安の中で早めに届くようにするのがおすすめです。遅れると気を遣わせてしまいます。

時期に間に合わなかったときの表書き

  1. 年内に間に合わなければ「御年賀」に切り替える(松の内の終わりの目安は関東1月7日、関西1月15日頃)。ただし喪中の相手や自分が喪中のときは、新年を祝う御年賀ではなく「寒中御見舞」にする
  2. それも過ぎたら「寒中御見舞」にする

切り替えの日付は地域や案内によって差があります。迷ったら贈る店に確認しましょう。松の内の地域差は正月飾りはいつから?でも触れています。

手渡しと配送、どちらで贈る?

共働きで時間が取れないなら、配送が一番手軽です。手渡しは、帰省や近所づきあいで顔を合わせる相手に向いています。

手渡しのマナー

品物は店の紙袋に入れたまま持参し、渡すときに紙袋から出すのが基本です。

  1. 紙袋から品物を出す
  2. 表書きが相手から読める向きに整える
  3. 「本年もお世話になりました」と一言添えて両手で渡す

配送で贈るときの注文の流れ

配送は、年内に届けたい日から逆算して、注文時に配送日・のし・名義をまとめて入力するのが時短のコツです。注文の最終受付日は店ごとに違うので、日付を決めつけず、利用する店のページで必ず確認してください。

  1. 贈る相手と品物を決める
  2. 利用する店の最終受付日を確認する
  3. のし(表書き)と名義を指定して注文する
  4. 注文が終わったら、その場で先方に一報を入れる

届く前の一報の文例

一報なしで届くと、先方が戸惑ったり、不在で受け取れなかったりします。電話やメールのほか、普段LINEでやり取りしている相手ならLINEでも構いません。関係性で選びましょう。

「本年もお世話になりました。心ばかりの品を◯日頃に届くよう手配しました。ご都合のよいときにお受け取りください。」

注意:不在がちな相手には、受け取れる日を事前に聞いておくと再配達の手間を減らせます。

のし紙と表書き、贈り主の名義

お歳暮の表書きは「御歳暮」が基本で、時期を過ぎたら上の「御年賀」「寒中御見舞」に切り替えます。

  • 通常ののし紙:紅白の水引がついた掛け紙に「御歳暮」
  • 喪中の相手に贈る場合:水引なしの無地の掛け紙が無難とされる

内のしと外のし

内のしは包装の内側に、外のしは包装の外側にのし紙をかける方法です。百貨店からの配送では内のしが一般的とされていますが、店や商品で異なることもあるので、注文時の指定欄で確認しましょう。

夫婦・連名の名義の書き方

  • 夫婦で贈る場合:代表者1名の姓名にまとめるのが一般的
  • 連名:会社など複数名で贈る場合は、上位の人を右にする形が通説

書き方は地域や相手によって違うので、迷ったら注文時に店の窓口で相談してみてください。

お歳暮のお返しとお礼状の考え方

お歳暮にお返しは本来必要なく、お礼状を出すのが基本です。もし品物を返すなら、いただいた品と同程度か、やや控えめにするのが無難です。

贈る側の金額は、相手との関係や品物で変わります。お中元を贈った相手なら、前回の価格帯をそろえると迷いません。相場や書き方の基本はお中元・残暑見舞いのマナー完全ガイドにまとめています。

お礼状の短い文例

「このたびはお心のこもったお品をいただき、ありがとうございました。家族でおいしくいただきました。本年もお世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。」

注意:お返しに迷って慌てて同額を返すと、かえって相手に気を遣わせることがあります。まずはお礼状を早めに出しましょう。

喪中のお歳暮は?相手・自分が喪中の場合

お歳暮は新年を祝うものではなく感謝を伝える挨拶なので、相手が喪中でも一般的には贈ってかまいません。ただし、掛け紙は水引なしの無地が無難で、地域や家による慣習の差もあります。先方の事情を優先しましょう。

相手が喪中のとき

無地の掛け紙が用意できない店もあるため、注文前に無地の掛け紙を指定できるか確認しておきましょう。

  1. 先方が忌明け前(四十九日前)なら、四十九日が明けてから贈る(年が明けてしまう場合の表書きは「寒中御見舞」)
  2. 店で無地の掛け紙を指定できるか確認する
  3. 難しければ、あくまで一案ですが、のし紙なしの簡易包装にしてメッセージカードを添える

自分が喪中のとき

忌明け(四十九日)を過ぎていれば贈ってかまいません。表書きは「御歳暮」のままです。水引の扱いは店によって案内が違うので、注文時に確認しましょう。年賀状は控えるものですが、お歳暮は感謝の挨拶なので別です。喪中はがきの出し方は喪中はがきはいつまでに出す?で確認できます。

注意:喪中かどうか分からないまま、連絡なしで送るのは避けましょう。心配なら先に一報を入れると安心です。

お歳暮のよくある質問

Q. 12月25日を過ぎても贈っていい?

A. 年内に届くなら失礼ではありませんが、遅い印象になりやすいです。届くのが年明けになりそうなら「御年賀」に切り替えます(喪中が絡むときは「寒中御見舞」)。

Q. 一報はLINEでも失礼?

A. 普段LINEでやり取りしている相手なら問題ありません。目上の方には電話やメールのほうが丁寧です。

Q. お返しは必要?

A. 本来は不要で、お礼状を出せば足ります。返すなら、いただいた品と同程度かやや控えめに。

Q. 手渡しで予定が合わないときは?

A. 無理に合わせず配送に切り替え、事前に一報を入れましょう。

迷ったときの優先順位まとめ

迷ったら、時期は早め、一報は必ず、相手が喪中なら無地の掛け紙の3つだけ覚えておけば大きな失礼にはなりません。

今夜のうちに、贈る相手と店を決めて最終受付日だけメモしておくと、あとがぐっと楽ですよ。