箱で届いたみかんや、もらいもののみかん。食べきる前に皮が硬くなったり傷んだりして、「冷凍できたら楽なのに」と思ったことはありませんか。

平日は仕事と送迎で、みかんをむく余裕もなかなかありません。しかも小さな子がいると、凍ったまま出していいのかも気になります。

この記事では、みかんの冷凍保存のやり方、皮付きとむいた場合の違い、子どもに出すときの半解凍の考え方、冷凍をやめる目安をまとめます。

みかんは冷凍できる?皮付きのままでいい?

みかんは、皮付きのまま1個ずつ、またはむいて房に分けて冷凍できます。ただし傷みかけやカビのあるものは冷凍に向かず、小さな子には凍ったまま出さずに半解凍にして小さく切ってからにします。

冷凍する前に、次の3つを確かめておきましょう。

  • 状態のよいものだけを凍らせる(やわらかくなりすぎたもの、カビ、深い傷のあるものは除く)
  • 乾燥させないよう、ラップや冷凍用の袋で包む
  • 袋に日付を書く

皮付き・むき身・房の違い

冷凍のしかたは3通りあります。いちばん手軽なのは皮付き丸ごとです。皮が表面を覆っているので、むいた状態より乾燥しにくい面があります。

方法手間乾燥しにくさ向く場面
皮付き丸ごと少ないしにくい箱買い・もらいものの保存
むいて房に分ける(薄皮付き)ふつうふつうそのまま食べるおやつ
薄皮もむいた実だけ多いしやすいヨーグルトなどのアレンジ用

どれか1つなら、まず皮付き丸ごとをおすすめします。薄皮と白い筋は、取らなくても冷凍できます。大人が食べる分は、口あたりが気になるときだけ取れば十分です。小さな子に出す分は、下の食べ方の章で触れます。

みかんの冷凍の手順

保存用は皮付き丸ごと、おやつ用は房に分けると、使うときに迷いません。順に見ていきます。

皮付き丸ごとの冷凍手順

  1. 状態のよいみかんを選び、カビや深い傷のあるものは除く
  2. 表面を洗って、水気をしっかり拭き取る
  3. 1個ずつラップでぴったり包む
  4. 冷凍用の袋に入れ、空気を抜いて口を閉じる
  5. 日付を書いて冷凍庫へ入れる

水にさっとくぐらせて凍らせ、氷の膜で覆う「氷膜」という方法もあります。乾燥を防ぐ工夫ですが手順が増えるので、手軽さならラップで包む方法です。

むいて房に分ける冷凍手順

  1. 皮をむいて房に分ける(薄皮と白い筋はそのままでよい)
  2. 重ならないように、バットやお皿に並べる
  3. 冷凍庫でしっかり固まるまで凍らせる
  4. 固まったら冷凍用の袋に移し、空気を抜く
  5. 日付を書く

先に並べて固めるのは、房同士がくっつくのを防ぐためです。袋の中でひとかたまりになると、必要な分だけ取り出せません。

子ども用は1回分ずつ小分けに

おやつ用は、1回分ずつ小袋に分けて「子ども用」と書いておくと、朝に取り出しやすくなります(出す前に半解凍にします)。量は年齢や食べる量で変わるので、様子を見ながら調整してください。

週末にまとめて凍らせる段取り

平日にむく時間がない家庭は、週末にまとめて下ごしらえしておくと楽になります。

  1. 土日にみかんの状態を見て、冷凍に向くものを選ぶ
  2. 皮付きで保存する分と、おやつ用に房にする分を分ける
  3. 1回分ずつ袋に入れて、日付を書く
  4. 朝のおやつにする日は、前の晩に冷蔵庫へ移し、朝に硬さを確かめてから出す

週末にまとめて仕込み、使う分だけ小分けにして朝の支度を楽にする段取りは、人参の冷凍記事でも整理しています。

凍ったみかんの食べ方と半解凍の目安

凍ったみかんは、食べる人によって出し方を変えます。大人は凍ったままのシャーベット状でも食べられますが、小さな子は半解凍が基本です。

大人が食べるとき

  • 凍ったまま房を外して食べる(シャーベットのような食感になる)
  • 少し置いて表面がやわらいだら、食べやすくなる
  • ヨーグルトにのせる
  • アイスティーに入れる

解けすぎると果汁が出て、食感は落ちます。そうなったらヨーグルトやアイスティーに入れて使い切るのが手軽です。

未就学児に出すとき

凍った房は硬くて冷たいので、小さな子にそのまま渡すのは避けましょう。

  • 凍ったままは出さず、少しやわらかくなるまで置く
  • 薄皮と種は取り除き、房を小さく切るか、ほぐす
  • 座らせて、食べ終わるまでそばで見守る
  • 年齢や月齢で食べさせ方が変わるため、不安があればかかりつけ医や自治体の案内を確認する

半解凍にかかる時間は、冷凍庫や室温で変わります。時間では決めず、触って硬さを確かめてから出しましょう。

冷凍焼けと再冷凍、食べない目安

冷凍庫に入れていても、長く置くと風味は落ちます。保存期間は1〜2か月ほどを目安にして、早めに食べきりましょう。冷凍庫の状態やみかんの状態でも変わります。

  • 黒ずみやカビがある
  • 酸っぱいにおいなど、いつもと違うにおいがする
  • ぬめりがある
  • 厚い霜がつき、からからに乾いている(冷凍焼けで、味と食感が落ちている)

解けたものを再冷凍しないのが基本です。水分が出て食感がさらに落ちるうえ、食べても大丈夫か判断しづらくなります。

解凍したら食べきれる分だけにして、迷ったときは食べずに処分しましょう。

みかんの冷凍でよくある質問

ここでは皮、白い筋、缶詰、半解凍、再冷凍の疑問に答えます。

Q. 皮をむかないと冷凍できませんか?

A. 皮付きのまま冷凍できます。むかなくても大丈夫です。食べるときに皮をむくなら、半解凍になってからのほうが手が冷たくなりません。

Q. 白い筋は取ったほうがいいですか?

A. 大人が食べる分は取らなくてかまいません。口あたりが気になるときだけ取ってください。小さな子に出すときは、薄皮と種を取っておくと安心です。

Q. 缶詰のみかんも冷凍できますか?

A. 開封後の缶詰みかんを冷凍する使い方もありますが、製品によって扱いが違います。パッケージの表示を確認し、缶のままではなく別の容器に移して保存してください。

Q. 半解凍のまま、どれくらい置いていいですか?

A. 時間では決めにくいので、室温に長く置かず、解けたら早めに食べきるのが安心です。食べ残しは処分しましょう。

Q. 解けたみかんをまた凍らせてもいいですか?

A. 再冷凍はおすすめしません。冷凍焼けの章で触れたとおり、食感が落ち、状態の判断もしづらくなります。

まとめ

いちばんのおすすめは、皮付きのまま1個ずつラップして冷凍する方法です。むいて使うなら、房を先にバットで固めてから1回分ずつ袋に入れましょう。

小さな子には凍ったまま出さず、半解凍にして小さく切り、そばで見守ってください。箱買いの時期は、傷む前の週末に一度、冷凍庫の空きを確かめてみてください。