卵を割ったら中身が二つ!双子の卵は初めて見た、という方も多いのではないでしょうか。

いったい双子の卵ができる確率はどれくらいなのか、見分け方はあるのか、「縁起がいい」と言われる理由も含めてまとめました。

卵の中身が双子(二黄卵)になる確率はどのくらい?


卵の双子ってどのくらいの確率なんでしょう?

二黄卵(双子卵)ができる確率は、業界でよく言われる目安として「1000個に1個程度(約0.1%)」とされています。ごく低い確率ですが、8個パックがまるごと双子だったという話も聞くように、出るときは偏って出やすいという特徴があります。

その理由は、鶏が産卵を始めたばかりの若い時期(生後200日以内程度)に二黄卵が出やすいためです。この時期はまだ排卵のリズムが整っておらず、ひとつの卵黄が卵殻に包まれる前に次の卵黄が排卵されてしまうことがあります。この若鶏の時期に限れば、二黄卵の発生率は5〜12%程度まで上がるとされ、同じ鶏から続けて双子卵が出ることも珍しくありません。

気温の急変や大きな音などの環境ストレスが排卵リズムを乱す一因になるとも言われていますが、これは二黄卵に限らず卵質全般に影響する話で、「暑いと必ず双子が増える」と断定できるほど単純な関係ではありません。

スーパーで買う卵より直売所で買う方が双子の卵に当たりやすい、と言われることもあります。スーパー向けはサイズ選別の工程で規格外の大きな卵がはじかれやすいのに対し、直売所では選別されずそのまま並ぶことがあるためです。

二黄卵は卵黄が2個分あるぶん、通常よりサイズが大きくなります。LサイズやLLサイズ、規格外として扱われることも多いです。まれに3つ子・4つ子の卵も報告されており、過去にはギネス記録として9つの卵黄が入った卵も存在したとされています。

卵が双子かどうかの見分け方!


卵が双子かどうかは、割る前でも「サイズ」と「形」からある程度予測できます。

双子の卵はサイズが大きいのが一番わかりやすい目印です。特に、鶏が卵を産み始めたばかりの時期は本来卵が小さめになりやすいので、その時期に明らかに大きい卵が混ざっていたら二黄卵の可能性が高まります。

形にも違いがあると言われています。通常の卵は片側がとがった楕円形ですが、二黄卵はとがりが目立たず、中央付近がふっくらと丸みを帯びた、縦に長い楕円形になりやすい傾向があります。ただし外見だけで確実に判定できるわけではなく、最終的には割ってみないと分かりません。

見た目でわかりやすいことから、「双子の卵」として通販で販売されていることもあります。人工的に作られているわけではなく、養鶏場で自然に生まれたものを選別して販売しているものなので、安全性の心配は不要です。特別な日の食卓に使ってみるのもおもしろいかもしれません。

卵が双子だと幸運?スピリチュアル的な意味とは

双子の卵を見ると「幸運」「縁起がいい」と言われることがあります。確率的に珍しいことから、四葉のクローバーのように希少価値のあるものとして扱われてきたようです。

一方で、古くは「人間の双子は縁起が悪い」という言い伝えがあった地域もあり、そこから卵の双子も縁起が悪いとする説もあります。育てにくさや相続の揉めごとなどが理由とされてきましたが、現代の価値観とは合わないため、あまり気にする必要はないでしょう。

スピリチュアルな解釈としては、双子の卵は「ツインソウルと歩く未来」を意味するとも言われます。同じ性質のもの同士は引き合うという考え方から、運命の相手との出会いが近いサインだと捉える人もいるようです。もちろん科学的な根拠がある話ではなく、あくまで縁起物・言い伝えとして楽しむものと捉えておくのがよいでしょう。

トマトなど野菜の双子(双子果)も同じように縁起がいい?

実は「双子」ができる現象は卵だけでなく、家庭菜園や直売所のトマト・きゅうり・なすなどの野菜でも見られます。原因は主に2つで、受粉のときに近くの花のめしべ同士が癒合してしまうケースと、もともと1つの花房から複数の実がつきやすい「ダブル果房」という品種特性によるケースです。どちらも異常ではなく、後者はむしろ収穫量が増える良い性質として扱われることもあります。

スピリチュアルな捉え方としては、トマトの双子果は「愛情や実りが二重に授けられるサイン」として前向きに語られることがあります。卵の双子と同じく、科学的根拠のある話ではなく、あくまで縁起物として楽しむものです。

気になる食べても大丈夫かという点については、双子のトマトも通常どおり食べて問題ありません。トマトには「トマチン」という天然の毒性成分が含まれていますが、これは主に花・葉・茎・青い未熟な実に多く、赤く熟した実の部分にはほとんど含まれないためです。双子だからといって量が特別増えるわけでもありません。ただし、次のようなサインがあれば双子かどうかにかかわらず食べるのは控えましょう。

・実の表面が大きく裂けて中身が見えている
・切り口や表面がぬるついている、変色している
・カビのようなものが生えている

よくある質問

Q. 二黄卵は普通の卵と味や栄養は違う?

A. 卵黄が2個分入っているだけで、味や安全性に特別な違いはありません。栄養価は卵黄の量が多いぶん、その分だけ多く摂れることになります。

Q. 買った卵が二黄卵ばかりで不安になる必要はある?

A. 心配はいりません。直売所などで若い鶏の卵が選別されずに並んでいる場合、時期によって二黄卵が続けて手に入ることがあるだけです。異常や病気を示すものではないので、安心して食べて大丈夫です。

Q. トマトなど野菜の双子(双子果)も食べて大丈夫?

A. 基本的に問題ありません。毒性成分のトマチンは熟した実にはほとんど含まれないため、通常のトマトと同じように安心して食べられます。ただし傷や割れから傷みが進んでいるものは避けましょう。

まとめ

二黄卵(双子卵)は、特に産卵を始めたばかりの若い鶏から生まれやすく、全体で見ればおよそ1000個に1個程度の珍しい存在です。サイズや形からある程度予測はできますが、確実にわかるのは割ってみたときだけ。もし出会えたら、縁起物としてちょっとした幸運を楽しんでみてはいかがでしょうか。